キミのとなり(長編小説)

□嫉妬
1ページ/1ページ

FAIRYTAIL
〜嫉妬〜

FAIRY学園 2年
好きな人がいる。
だけど、その好きな人には恋人がいる。
あたし、ルーシィが好きな人、それは真っ赤なスカーレットの長い髪の女の子、クラスの学級委員で、3年生徒会長、ジェラール・フェルナンデスという青い髪に顔に不気味な模様の男とつきあっている。

ドコガイインダロウ

休み時間
あたしはグラウンド側の一番後ろの席で肘をついていた。
レビィ「ルーちゃん、顔怖いよ」
あたしの前に座っていたレビィちゃんが声をかける。
だって、エルザがいないんだもん・・・。
しかも、レビィの前に座っている、不良高校生のグレイ・フルバスター、その前に天然のナツ・ドラグニルがイチャイチャしているんだもん。
ちなみに2人は男だが、関係なしに恋愛している。
ナツに話しかけるものは多いが、不良高校生のグレイに話しかけるのは、ナツとあたしとエルザだけだろう。
グレイ「ナツ・・・オレ眠い」
ナツ「あぁ!!寝ちゃあダメだ!」
グレイ「んだよ・・・。今日どっか行くんだろ、寝かせろ…」
ナツはグレイを揺する。
ナツ「ダメだ!それはそれ、今は今!!!」
うるさいなぁ、いちゃいちゃしてんじゃねぇよ。
予鈴がなる。
学級委員の仕事で生徒会室に行っているエルザが戻ってくる。
スカーレットが見えた。
だが、入る前にくるっと反転して、もう1人、ジェラールの方を向いて、顔を真っ赤にして、何かを言っている。
ムカつく・・・。
今までに何回キスした?
何回抱いた?
腹が立つ。
エルザはジェラールとわかれ、ルーシィの隣の席に座った。
レビィちゃんは読書している。
あたしがエルザが好きなのを知っているのは、レビィちゃんだけだ。
ルーシィ「ねぇ、エルザ。今日あいてる?」
エルザは振り向く。
エルザ「ああ」
ルーシィ「じゃあ、今日買い物行って、そのあと家でDVDみない?」
エルザ「たまにはいいな」
あたしは心底喜んだ。
あたしの不気味な表情をみたナツが怯えていた。

昼休み
あたしは購買に行く前に、図書室へ行こうとした。
だけど、
「んあ!!!」
「大声出すな」
「止めろ!離せ!!!」
声・・・・・2つ。
それが、陸上部が使うトレーニングルームから聞こえる。
あたしはそっと覗いた。
見えるのは、エルザの恋人、ジェラールの後ろ姿・・・。
よく見えない。けど、確実にもう1人いる。
男子?
もしかして、コイツ・・・!!
見えたのは、ナツの恋人である不良高校生のグレイだった。
グレイ「ぅ・・・」

ナニシテルノ

見てはいけないような気がする。
見たら

スベテガクルイソウデ

キスしてる・・・。
ジェラールが壁に押しつけて、ムリヤリ・・・。
ガンっとドアを開いた。
グレイは驚きこっちをみる。
あたしはドスドスとジェラールのところへ行く。
ルーシィ「アンタ何してんの!!?」
ジェラール「あぁ・・・、キミは確か、エルザと同じクラスの・・・」
ルーシィ「そんなこと聞いてない!!!!」
ジェラール「ん〜、不良高校生に生徒会長としてお仕置きをね・・・」
グレイは涙目でジェラールを睨む。
ルーシィ「それでキスしたの!!?グレイもアンタも恋人がいるのに!!!」
ナツはどうなる!!?エルザはどうなる!!!?
グレイはいきなりガシャンっと窓を割った。
ナツと付き合い始めて、グレイは謹慎になるようなことしなかった。
ドスドスと去っていく。
あたしもその場を去った。
許せない!ゆるせない!!
ユルセナイ!!!!!

5時間目の授業が始まった。
グレイはいない。
ナツはオドオドしている。
あたしはエルザを見た。
エルザは授業に夢中だ。

チャイムがなる。
放課後だ。
グレイはカバンをとりに来たみたいで戻ってきた。
グレイ「ナツ、行こうぜ」
ナツ「待てグレイ」
ナツはグレイの腕を取った。
ナツ「何で窓割ったんだ?」
グレイはふと泣きそうになる。
ナツ「グレイ?」
グレイ「ここでは・・・話せない」
グレイなりの気遣いかもしれない。
ナツは頷く。
ナツ「よし、行こうぜ」
2人は出ていった。

ルーシィ「エルザ・・・行こ?」
エルザ「ああ」
あたしたちは商店街へ来た。
かわいい服を買って、おいしいもの食べて、家に行く。
あたしはエルザにココアを出した。
エルザ「ありがとう」
かわいい・・・。
あたしは赤くなる顔を隠した。
エルザ「ルーシィ、実はだな、今日ジェラールと・・・」
ガンっ!!!テーブルを叩く。
ルーシィ「エルザ!!!アイツはダメ!!」
エルザは驚きあたしをみる。
エルザ「な・・・」
あたしが口を開こうとした。しかし
エルザ「それは・・・、グレイが関係しているのか・・・?」
何で知ってんの?知ってんのにアイツとつき合ってた?
エルザは涙目になっている。
ルーシィ「我慢できない」
あたしはエルザを押し倒す。
エルザ「ルーシィ!!!?」
驚きあたしを見る。
ルーシィ「何で?あたしの方がエルザを思ってるのに・・・、エルザはいつもいつも、ジェラールを見てる」
エルザ「るー・・・」
あたしはムリヤリキスしてやった。
ルーシィ「あたし・・・エルザを誰にも渡したくない」

あたしたちは、一晩一緒に過ごした。

〜あとがき〜
ハイ、GLです・・・。
ルーシィがエルザを襲うなんて・・・考えらんねー。
今回、リクを2つこなしたつもりです。
ルーエル、ジェラグレ・・・
ナツむごい・・・。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ