アンケート小説

□グレナツ
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FAIRYTAIL
〜不安〜

どうしようもない不安がオレを突き刺す。
この冷たい手は・・・オレをどうしたいの?
本当に・・・


オレをアイシテマスカ?


グレイ「くぁ〜」
グレイは大きな欠伸をした。
グレイ「眠ぃ・・・」
ナツ「オレも・・・」
昨日は襲われることはなかったが、何故かお互い全く寝れなくて(いや、グレイの場合、オレの寝顔を見てから眠るらしいから)深夜まで起きていた。

オレたちはギルドに来ている。
皆オレたちの関係を知っている。
カウンター席に座っていたオレはグレイにちょこんともたれかかる。
グレイ「おまえ眠いかも知れねぇけど、オレもおまえが寝てから1時間も起きてたんだからな!!?」
ナツ「あい・・・」
だったら先に寝ろよって話だが・・・飲み込も。
ナツ「ミラ〜いつもの〜」
ミラジェーン「はーい」
オレの隣にルーシィが座る。
ルーシィ「大丈夫?ナツもしんどそうだけど・・・グレイもしんどそうね」
グレイ「あ・・・うん。ダリィ」
ナツ「・・・ぁ」
オレは急にグレイの額に自分の額をくっつけた。
グレイ「あれ・・・?
ナツ、おまえいつもより体温低くねぇ?」
ナツ「はぁ・・・。
おまえホンット風邪に疎いな」
グレイ「え?」
ルーシィ「確かに・・・顔赤いわよ?」
グレイ「帰る。
ナツ、おまえも移っちゃいけねぇから、今日はギルドにいろ」
ナツ「っや・・・だ」
オレはグレイの腕を掴んだ。
グレイはバランスを崩し、下にへなっと座り込む。
ナツ「重症の癖にそんな強がんな」
グレイ「わり・・・」
グレイはそのまま意識をおとす。
ナツ「ぐ、グレイ!!?」
ミラジェーン「ナツ、そこの仮眠室使ってもいいわよ」
ナツ「ありがとミラ」

オレはグレイを寝かせた。
氷を額に置いて。

グレイ「っ・・・」
熱のせいか、だいぶ苦しんでいる。
グレイ「・・・・・つ」
ナツ「?」
グレイ「ど・・・こにも・・・行くな・・・ナツ・・・」
ナツ「!!!」

今までオレが思い悩んでたこと・・・。
まだあるのだが・・・。

がちゃっ

ルーシィ「ナツ?入るわよ・・・ってどしたの!!?」
オレは涙が溢れ出ていた。
ナツ「ルーシィ・・・オレさ、いつかグレイに飽きられて棄てられるんじゃないかって、本当は俺なんか愛してなくて・・・遊びで付き合ってんじゃないかって・・・ずっと思ってた」
ルーシィ「ったく・・・ちゃんと言ったの?そのこと」
ナツ「・・・怖くて・・・言えない」
ルーシィ「あのね?そういうのってちゃんと言わなくちゃダメなのよ?」
ナツ「言って・・・悪い結果だったら?」
ルーシィ「元から上手くいってなかった。そういうときは身を引かなきゃいけない」
ナツ「そんなことっ!」
ルーシィ「あたしは今の状態のまま幸せになれると思わない」
ナツ「っ・・・」
グレイ「・・・・・・した?
ナツ・・・泣いてんのか・・・?」
グレイはぐらりと体を起こし、オレの涙を指でなぞる。
回らない頭で、必死にオレを慰めようとしてくれてる・・・。
ナツ「あのな・・・」
ルーシィはそっと出て行く。
グレイ「ん?」
ナツ「っ・・・」
グレイ「言ってみ?」
ナツ「オレ・・・いつかグレイに棄てられそうで・・・怖いんだっ・・・本当は遊びで付き合ってるんじゃないかって・・・」
グレイは目を見開く。
そして、笑みをこぼす。
グレイ「ずっとそんなこと考えてたから眠れなかったのか?」
グレイはオレの唇に自分のを重ねた。
ナツ「・・・っ」
グレイ「オレはナツじゃないとダメなんだ・・・。
ナツがいないと狂いそうになるし、調子も出ない・・・だから、一生・・・そばに・・・い・・・て・・・」
グレイは気を失った。
多分無理してた・・・。
ナツ「ぅっ・・・。えぐっ・・・。」
グレイは望んでいる。
許してくれてる。
オレはアナタのそばにいたいから・・・。
《一生・・・そばに・・・い・・・て》
途切れ途切れだったけど、よくわかったんだ。
ナツ「ありがとう・・・グレイ・・・。
ゆっくり休んで、またデートしような・・・?」

そして、不安になったらまた聞かせてくれよな・・・?



*あとがき*
なんか思ったよりグレナツじゃなくなった・・・( ・_・;)
グレイ熱出るし・・・ww

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