アンケート小説

□ナツグレ
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FAIRYTAIL
〜オレとキミの距離〜

見たくないっ・・・
なんでっ・・・
こんなにも苦しいんだっ・・・
だって男が女を求めるのって自然なことなんだ・・・
そう・・・自然なんだ・・・
涙が伝う。


オレたちはチームを組んで、約1ヶ月くらいに付き合いだした。
オレから告った。
あのときのアイツの顔を今でも覚えてる。
動揺して、目をキョロキョロさせて、そしてアイツはこう言った。
「オレも前から気になってた」
そして、交際に発展した。
オレたちは犬猿の仲だ。
けど、お互い大好きだと思っていた。

オレの恋人、グレイがまさか・・・浮気してたなんて・・・。


しかも、あの雨女(ジュビア)と手を繋いでいた。
恋人繋ぎと言うものだ。
いかにも恋人同士っという雰囲気。

オレはその場から去った。
走って走って、、、

そういや、今日ギルドに行ってなかったな…
という気を紛らわそうとしたのだが、全く効果がない。


しばらくオレは川のほとりで座っていた。
「なーにやってんだ」
ナツ「何でもいいだろ」
頭上に降り注ぐ、彼の・・・グレイの声。

聞きたくない。

グレイ「はぁ・・・ったく、朝から変なクエストさせられて肩こったぜ・・・」
ナツ「・・・」
グレイ「何でオレが・・・ナツ「やっぱり男のオレより、女の方がいいか?」
グレイ「ハァ?」
グレイは目をパチクリさせている。
とぼけんなよ・・・。
ナツ「別れたいのか?別れるか?」
グレイ「・・・」
ナツ「・・・」
グレイ「オマエは・・・別れたいのか・・・?」

わからない・・・
けど、一つだけ思ってることは。
ナツ「今はオマエの顔を見たくない」
グレイ「!!!」
グレイは黙った。
そしてすごく・・・すごく悲しそうな顔をして背を向けた。
ナツ「グ・・・グレイ「わかった・・・何にもわからず、おまえのそばにいてごめん・・・」

ちがうっ・・・

グレイ「ナツ・・・オレたち距離おこう・・・」
ナツ「ぇ・・・」
グレイ「じゃあな・・・」
ナツ「グレイ!!!!!!」
手を伸ばしたら届いた・・・
けど、伸ばせなかった・・・。
キラキラ見えるものは・・・グレイの涙なのだろうか・・・。

オレは・・・大切な人を傷つけてしまった・・・。


オレはギルドに向かった。

ドンッ

誰かにぶつかったらしい・・・。
エルザ「ナツ?どうした!!?顔色悪いぞ!!?
グレイ!!!来てくれっ!!!」
奥にいるグレイに必死に声を荒げるエルザ。
オレはエルザの腕を振りほどいた。
ナツ「大丈夫だから・・・」
グレイは見向きもしなかった。
どんなにエルザが叫んでも・・・。

ルーシィ「ちょっとグレイ!!!
アンタナツ恋人でしょ!!?
心配じゃないの!!?」
グレイはコーヒーを飲んでいた。
グレイ「うるせぇ。ほっとけ」
ルーシィ「!!!」
ナツ「ルーシィ!!!」
ルーシィはオレの方へ振り向いた。
そしてこっちへ来た。
ルーシィ「何なの!!!アイツ信じられないんだけど!!!」
ナツ「アイツは悪くないんだ・・・オレのせいなんだ・・・」
ルーシィ「・・・どういうこと?」
ナツ「オレが・・・アイツを信じてやれなかったから・・・っ」
ルーシィ「!!?」
ナツ「昨日・・・グレイが・・・ジュビアと手を繋いで楽しそうに歩いてたのをみたんだ・・・」
ルーシィ「・・・」
ルーシィは唖然としている。
ルーシィ「そんなことに・・・」


あれから5日
グレイと喋れないまま。
グレイはカウンターのところでロキやガジルと喋っていた。
時折あるボディータッチに苛立つが、距離を置かれてる以上、無理なことはしない方がいい。
グレイ「あっはははは!!!」
グレイの笑い声が響く。

ロキがグレイの腰あたりに手を回す。
ガジルもガジルでグレイの脚に手を置く。
グレイ「暑いわっ!!!」
グレイは怒る。
ざまぁみろ!!!
エルザ「ナツ、グレイとまだ仲直りしてないのか・・・?」
ナツ「ん〜」
エルザ「何が一体原因なんだ?」
オレは5日前のことを、エルザに話した。
エルザ「・・・。なるほど、それはマスターに任されたクエストのせいだな」
ナツ「!!!」
そういえば、アイツ・・・

『はぁ・・・ったく、朝から変なクエストさせられて肩こったぜ・・・』

変な・・・クエスト・・・?

『何でオレが・・・』
この先・・・何言おうとした・・・?

エルザ「クエストの内容は、仲のいいカップルを狙う魔導士が最近マグノリアで出現していた。
だから、グレイとジュビアには暇そうだったので行ってもらった」

勘違い・・・

ガタンッ
ナツ「グレイッ!!!ごめんっ!!!オレ勘違いしてっ!!!」
グレイは目を逸らしたまま。
ナツ「オマエがそばにいないと、オレ・・・おかしくなりそうで・・・」
グレイ「・・・」
グレイは目で何かを訴えている。
ナツ「・・・」
オレはグレイを連れ出した。
オレの家に・・・。
グレイ「・・・」
グレイは黙ったままで、表情を変えない。
ナツ「グレイ」
グレイ「・・・」
何かを訴えているその目はオレには・・・わから・・・。
グレイが顔を真っ赤にしているのは何故だろう・・・。
・・・そうか。
オレはグレイを抱きしめた。
ナツ「グレイ、ごめん」
グレイ「・・・」
そして、触れるだけのキスをした。
グレイ「・・・」//////
グレイはオレの肩に顔をうずめた。
グレイ「さみしかった。。。」
ナツ「オレも・・・」
グレイ「怖かった・・・ずっと前にルーシィに聞いたことがあるんだ・・・『一度距離置くと、修復って難しいらしい。でもアンタたちなら大丈夫よね』って・・・。でもこのまま関係が壊れたままなら・・・オレ・・・死のうかと思った」
ナツ「!!!!!!」
オレはグレイを抱きしめる力を強めた。
ナツ「オレはグレイじゃないとダメなんだ。グレイがこの世からいなくなったとして、生きていく自信がない。だから生きてオレのそばにいてほしい」
グレイ「ナツ・・・」
ナツ「仮にグレイが先に死んだとしたら、オレもそばにいく。ずっと一緒だからな」
オレは泣くグレイを強く抱きしめた。
グレイ「ひんっ。えぐっ。オレも誓う・・・ぅっ。死んでも・・・ナツのそばにいる」
ナツ「ぅん・・・約束な?」
オレたちは、誓うようにキスをした。



*あとがき*
修学旅行にバイトで、忙しくて、なかなか小説書くことが出来ませんでした・・・。

さて、今回はナツが嫉妬による勘違いをして、関係が危うくなるという話でした。
距離を置くとなかなか関係を戻すのって難しいというのはただ単に私の考えです。
お気になさらないでください。
実際に、この物語のように、関係を戻したカップルも私は知っていますんでww
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