キミのとなり(長編小説)

□キミのとなり
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FAIRYTAIL
最終話
〜キミのとなり〜

ナツ「は・・・?」
箸を持ったまま固まるオレ。
グレイ「良かったじゃねぇか」
心底嬉しそうに喜ぶグレイ。
目を逸らすローグ。
まるで犬のようにしゅんとなるスティング。
スティング「グレイさん冷たい・・・」
グレイ「オレは祝福してんだけど・・・」
スティング「嫉妬とかないんですか!!?」
グレイ「ねぇ」
焼きそばパンを頬張るグレイがかわいい・・・。
じゃなくて・・・!
オレたちは4人で昼飯を食っていた。
するとスティングは突如言ったのだ。
スティング『オレローグと付き合うことにしたんです』
グレイはグレイで、
グレイ『あ〜・・・ラクサスから聞いてる。おまえら別れたんだってな』
と・・・。
オレ聞いてねぇんだけど。
確かにグレイは1日一回グレイの兄貴に連絡していた。
でもオレ・・・何も聞いてねぇー!!!
グレイはパンを美味しそうに頬張る。
何も言わずに。
ローグ「ラクサスは・・・どうしているんだ・・・?」
グレイ「あ〜・・・アイツなら普通に会社員になろうと努めてる。今までこんなことなかったのにな・・・」
少し苦笑いするグレイ。
ローグ「そうか・・・」
スティング「オイ、ローグ!!!そんな嬉しそうな顔すんな!!!」
グレイ「嫉妬してんのかよ」
ナツ「オレ何も聞いてねぇ!!!」
グレイはビクッと肩をはねらせる。
グレイ「急にデケェ声出すな」
ナツ「オレ何も聞いてねぇぞグレイ!!!」
グレイ「言う必要ねぇかなって」
ナツ「そうかもしれねぇけど・・・!!!」
グレイ「悪かったってナツ」
ポンポンとオレの頭を叩く。
オレは口を尖らせる。
その唇に触れた急な温もり。
グレイ「これで許してくれよ?」
ナツ「おまっ・・・今ききききキスした!!?」//////
グレイ「何だよ、いつも普通にやってくるくせに」
ナツ「い・・・いや!何でもねぇ!!!」
グレイは意地悪く笑った。
グレイからキスなんてめったにねえから・・・焦った。
スティングはにっこりした。
スティング「オレやっぱりナツさんには適わないよ・・・」
ナツ「は、はぁっ!!?」///
グレイ「動揺しすぎだろ」
オレは真っ赤な顔を隠した。
やっぱ好きすぎだ!!!

ジェラールside
卒業が近づく。
オレは大学へ行くことにした。
ここから結構近い大学へ・・・。
ジークレインを独りにはしたくない。
オレは今朝、グレイに謝罪をした。
グレイの反応は、少し苦笑いして、
グレイ『そんなに謝らないでください。
反省してるなら良いんです。
だから、生徒会長は、学校を引っ張っていって下さいよ?ね?』
オレは何もわかっていなかったんだ。
グレイのことも・・・その恋人のナツのことも・・・。
けど、グレイ。
オレ変わるから・・・。

ルーシィside
ルーシィ「エルザ!はい!あーん」
あたしたちは木の下のベンチに座って食べていた。
エルザに砂糖入りの玉子焼きを口に入れる。
エルザは甘めの玉子焼き好きだし♪
エルザ「おいしい」//////
ルーシィ「ほんと?良かったーっ!!」
頑張って作ったかいがあった!
エルザ「私はルーシィと弁当を食べる時間が好きだ。弁当の時だけじゃない。おまえがとなりにいるときがいつも幸せだ」
ルーシィ「エルザ・・・もちろんあたしもだよ?」///
あたしたちは照れながら笑った。

ジュビアside
ジュビアは失恋しました・・・。
でも、ジュビアはグレイ様の幸せな顔が見れればそれで幸せなのです。
だから・・・辛いけど・・・。
ジュビアはこの恋を諦めようと思います。
あなたが幸せならば・・・。


ナツside
こいつのとなりが好きだ。
コイツが笑ったり、怒ったり、泣いたり、ケンカしたり、照れる仕草をしたり・・・全てが愛おしい・・・。
ナツ「グレイ・・・」
グレイ「ん?」
ナツ「いつもおまえのとなりにいることが当たり前のようだった」
グレイ「・・・」
ナツ「いつもとなりにいてくれてありがとな・・・?いつも支えてくれてありがとな?おまえのとなりが・・・一番心地よくて好きだ」
グレイは優しくオレをみた。
グレイ「どうした?急に」
ナツ「いつもちゃんと伝えれてなかった。だから伝えさせてくれ。
ずっとそばにいてくれ」

オレの病気は・・・治るのはまだ先かもしれねぇ・・・。
けど、乗り越えて、おまえを護れる男になるから。

グレイ「ばーか。いるに決まってんだろ。オレはおまえをこの世で一番愛してるんだからよ」
オレはグレイを抱きしめた。
グレイ「てか、おまえ・・・」
ナツ「ん?」
グレイ「次移動教室だろ?チャイム鳴ってるんだけど・・・」
ナツ「あ・・・ま、いいや!サボろうぜ♪」
グレイ「赤点取るなよ」
ナツ「うし!ノリがいいな!!!」


オレたちは前を向いて歩んでゆく・・・。
冷たい冬は去り・・・再び来る暖かい春の陽気のような・・・季節の変わり目のなかで・・・。



〜終〜


*あとがき*
遂に終わりました!!!
なんとも・・・オチが・・・少しおかしかったですね( ・_・;)
いつものことなので許してください( ・_・;)
今回の学パロ・・・。
最初はただ単に短編でルーエルで止めておこうかと思ったのですが、急に学パロを書きたくなってしまい、以降このような話の展開へと変化していったのです。

続いて予定している学パロは、どうなるかわからないですけど、またもBL、GLが主で、今回NLを入れようと思っています!
まぁ・・・中編やら、アンケートやらで、ずっと先になるかもですが、それはお許しください。
書きたいときに書くのが、一番ノリノリで書けるんで♪

では、最後まで読んでくれた皆様、ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします!!!

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