短編
□幼馴染み談義
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宿木 唐紅
「あ、はじめまして。ぼく宿木唐紅っていいます」
清城 潔
「?ああ、はじめまして?つか誰っスかアンタ」
宿木 唐紅
「え。今名前言ったんだけどな・・・宿木唐紅です」
清城 潔
「すんません。もうちょっと俺っちの気を引く個性的な名前になってから出直して下さいっス」
宿木 唐紅
「そんな無茶な?!それにぼくの名前、結構珍しいと思うんだけど」
清城 潔
「・・・は、冗談に決まってんじゃないっスかぁ。黄泉人センパイがお世話になってるっスね、宿木の根暗さん」
宿木 唐紅
「初対面の人間にサラッと暴言を!」
清城 潔
「オーラがすでにひきこもりのそれっスよ。・・・まぁ黄泉人センパイの幼馴染みなら仕方ないか」
宿木 唐紅
「ちょっと!君も黄泉人君の幼馴染みなんじゃないの!?人のこと言えないよ!」
清城 潔
「いやいや、黄泉人センパイは俺っちの『先輩』なだけっス。ゴミとそんな大差ないっスよ」
宿木 唐紅
「あれ?黄泉人君ってそんな嫌われるタイプだったっけ?」