ダンガンロンパEx.

□Chapter1「牢獄に捧ぐレクイエム」(非)日常編
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「・・・おはよう、結月さん」

「・・・おはようございます・・・」


食堂に入ってすぐの方に立っていた咲神君に挨拶をし、近くのテーブルにつっぷす。

昨日は全く眠れなかった。
体育館から出て左に渡り廊下があり、それを進んでいくと寄宿舎につながっていた。
一階には今いる食堂、二階・三階へあがるとそれぞれ生徒一人一人の部屋があり、左から右へ出席番号順にならんでいる。
私の部屋は三階の奥の奥、最後尾の黄泉人君と一つ前の望園君との間にあった。昨日はそこでずっと過ごしたんだけど・・・モノクマの件でとても落ち着いていられる状況ではなく、ほとんど寝ないまま朝を迎えたわけである。


「結月さん大丈夫?・・・って、そんなわけないよね。昨日の今日だし・・・」


私を気遣って、隣で咲神君が言葉をかけようとしてくれている。・・・が、上手い言葉が浮かばないらしく困ったような顔を見せていた。

少し顔をあげて周りを見渡せば、みんな私と同じような疲れきった顔をしている。
やっぱり考えることは全員同じ、昨日のコロシアイについてだろう。
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