短編、中編

□チロルチョコ
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今日は秋田にある陽泉高校の入学式。
帝光中学校を卒業し、他のキセキの世代の仲間たちとは別々の高校に進んだ紫原敦はよくある校長の長話に嫌気が差し大欠伸をした。


「「ふあぁぁぁ」」


すると紫原と同じタイミングで大欠伸をした人間がいたのか欠伸の二重演奏が校長の声と共に暫し響いた。
紫原は自分と同じタイミングで欠伸をした人間が気になり高身長を利用して辺りを見回す。
そうすれば、同じく欠伸をしたであろう人間も辺りをキョロキョロしている姿を見つけられた。


「…綿あめ」


思わずボソリと紫原が呟くほどその女の子は綿菓子の様なフワフワした髪質に綿菓子の様な薄ピンクの髪、そしてもう一つ紫原が目にかけた理由は、その子は普通の女の子と違い身長が一つ飛び向けていたという事だ。
美味しそう…と紫原はついつい涎が口の端から出そうになった頃を見計らったかのように校長の長話は終わり、入学式が終わった。

この大欠伸の二重演奏が彼と彼女の初めての出会い。

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黒バスは設定だけ書き貯めて放置しまくってたのでいい加減どれかを書いてみようと思い、ハリポタ夢が区切り良いので気晴らしに書いてみてるのですが、中々に難産です…。
ゆっくり書いていきたいですね…。
2015/03/08
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