Devil May Cry

□Pride or Soul【U】
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食事を終えた俺達は、ただ気まずい雰囲気だった。


だって…………



「……………………」

「……………………」


バージルに目を合わせられない………。
だって、二十歳過ぎの良い大人にもなってフリフリのエプロン付けて皿洗いしてるなんて……っ!



「………何だ?」

「………いや、何も」


ツッコんだら、きっと閻魔刀で八つ裂きにされる。
平常心平常心。


バージルはそんな俺のことを知ってか知らずかはわからないが、皿洗いを早めに終わらせ、エプロンをとった。

あーあ、写真とっとくべきだった。


「ダンテ、貴様、そんなに俺を見つめてどうした?

俺の家庭的一面に惚れたか?」

「ち、ちげーよ!

バカージル!!
自惚れんなよ!!」


そっと、手をダンテの顎に沿え、顔を向かせたバージルは勝ち誇ったように微笑んだ。
ダンテは両手で拒み、仄かに顔を赤らめていた。


「愚弟が。
まだ、貴様自身の気持ちに気付かないのか?」

「何が俺自身の気持ちだよ。

ンなもんわからないに決まってんだろ?」

「………わからせてやる」

「……え……んむぅっ!」


唇に突然柔らかいものが当たった。
それがバージルの唇なのだと気づいたのは胸の突起を弄られ始めたのとほぼ同時だった。


「………んん……っ、はぁ…あっ、バ……ジル…んぁあっ!」

「良い声だ、ダンテ……」


深く甘く重なる唇。
くちゅくちゅと嫌らしい音がリビングに広がる。
全身が痺れ始め、やがては抵抗していた両手も力無く崩れる。


「貴様のココが卑らしい色になってきたぞ?」

「やだ……っ、バージルやめ………っんぁ!」


ピンクになった胸の突起を片方は手で愛撫し、片方は唇から離した舌が嫌らしく弧を描くようにはいずる。




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