トリコ

□隠された宝物
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ーどうしても、手にいれたい。



「ココさ…………何で?」

「君が、いけないんだよ」


微弱な毒を含めたハンカチで小松くんの口にあてる。
彼が帰宅途中を、狙っていた。
すべては、僕のエゴに過ぎない。

腕の中で崩れた小松くんを抱き抱えると額に軽くキスを落とす。
小松くんに嗅がせたのは外傷を作らない極めて安全なものを使った。
ただ、体が痺れ感覚が麻痺し、すぐに目は覚まさないだけ。

キッスを呼ぶと、僕はキッスに乗り家まで闇に溶け込むように小松くんを運ぶ。


家に着き次第、やらなきゃならないことがある。
僕と小松くんの未来のために…………ね。




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