ファイブレイン

□刹那に刻み付けて
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ギャモンとカイトは、学校の帰りにカイトの住むアパートでパズル特集の番組を鑑賞していた。
ノノハやアナ、キュービックは誘っていない。

何故なら、二人きりでいたかったから。
そう、二人は恋人同士なのだ。


「このパズルはやったことねぇなー…………」

「あ?そうなのか??

菓子、俺にもくれよ」

「!!??

こんにゃろーっ!
俺の菓子ーっ!!」


TVを見ながら食べているカイトのスナックをとりあげ、口に含む。
吠えるカイトを包み込むように座っているギャモンは笑いながら額に軽くキスを落とす。

カイトは顔を赤くしてそっぽを向いた。


「次食ったら、容赦しねぇからな////」

「ほー、容赦しねぇか…………。
どう容赦しねぇんだ?」

「やめろ、ヘンタイ!!」

「う"っ…………!」


耳元で囁かれて、思わず裏肘をギャモンのみぞうちに叩き入れる。
痛みのあまり腹を抑えるギャモンに、流石にやり過ぎたかと思ったカイトは謝った。


「悪ぃギャモン!やりすぎた!!」

「勘弁してくれよな?!
みぞうちって急所なんだぞ?!」

「…………ほんと、ごめん。
恥ずかしくて思わずやっちまった。

ごめん…………」

「ばっ、バカヤロー!

これくらい、どぉーってことねーぞ?!
俺様は鍛えてっからな/////」


泣き出しそうになるカイトに、ギャモンは手を差し伸べ頭を優しく撫でる。
ギャモンは顔を赤くしながら、精一杯意地をはる。
その優しさに、甘えてカイトはギャモンの胸の中に顔を埋める。


「お前はMかよ…………

でも、ありがと」

「そうかもな、お前限定でな。

どういたしまして」


にこやかに笑うギャモンは、頭を撫でていた手をカイトの手に運び、捕らえる。


「お前、何して…………」



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