ノラガミ 〜 桜の咲く頃に 〜
□私は神です
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「私は神です。今日からお前はオレの神器だ。つっても布切れとか、全然役に立たねーじゃん‼もうちっと使える奴だと思ったのに…。」
「もうそれくらいに、してあげなさいよ。この子、おびえてるじゃない!あ、紹介遅れたわね。あたし、名は剛(ゴウ)、器は剛(たか)、呼び名は剛音(たかね)☆よろしくね‼」
「よ、よろしくお願い申し上げます…」
あたしは、黒髪の男と190位はある大男の(お姉言葉が気になる…)前に正座していた。
何故こんな事になったか?
わ、わかりません‼
…今、分かった事は、この神とかいう人の神器?とやらにあたしはなった事。(神器の説明も今受けた)
名前は夜ト。
ちらっと顏を見たんですが…
目つき悪っ‼ヒイイ‼
なんか睨まれてますけど‼
ちっとか舌打ち‼
怖いいいいぃ‼
「ほら、夜ト。もう機嫌直したら?この子半べそになってるじゃない‼新人なのに可哀想じゃない」
「だいたいてめぇーが、触られてない死霊がいるとか、使えそうとか言うからこーなったんだろーが‼」
「ま‼あたしのせいな訳⁈ヒドイわああぁぁ‼」
「あ、あの…ケンカは…や、やめ」
「「うるせぇ‼‼‼」」
ヒイイ…神様、助けて…。
「で、お前はなんであんな所にいた?」
「…覚えてないです。」
「ふーん。ま、いいや。白音。」
「は?」
「お前の呼び名だよ‼白音‼とりあえず武器になんねーし、お前はオレが呼んだら首の周りにくっついとけ」
「え⁈首ですか⁈」
「だって、布切れの使い道なんか、首に巻く以外に何がある?」
首…あたしマフラーか‼
「ほら、オシャレは首元からって言うじゃん☆てへっ☆」
「…黒ジャージにオシャレとかあるのかよ」
「白音ぇ‼お前今なんか言ったか⁉」
「…いえ。」
あたしはこうして戦闘中は夜トの首に巻く事になったのだった…