神立アスガルド学園高等部!

□世界観・用語説明
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<第二章:用語解説>




世界樹ユグドラシル
九つの世界の中心に聳え立つ永遠を意味する大樹。
運命の三女神ノルンによって決して枯れる事の無い様に保管されている。
神々の敵である巨人や魔獣達はユグドラシルを目標として攻め込んで来る事を考えると、終末に最も関わりのある物とも言える。


九つの世界
ユグドラシルを中心とする神々や人間、巨人の世界の総称。
《分類》
・アスガルド(神界)
アース神族の住まう世界。九つの世界の中で最も美しく穏やかな気候に恵まれている。
広大な草原ヴァルハラや虹の橋ビフレストがある。
・ヴァナヘイム(神界)
ヴァン神族の住まう世界。だが長であるスルトは常駐していない。
・ミッドガルド(下界)
か弱き人間の住まう世界。神々の魔術とはまた別の力を独自で開発し、文明として発展させている。
多種族で数が多いのが特徴。
・ムスペルヘイム(炎界)
原初の時代から存在する炎に埋もれた世界。
スルトがグルヴェイグと出逢った地であり、よく赴いているようだ。
・ニヴルヘイム(冥界)
魔獣や不死者の住まう世界。
強大な力を持った女巨人アングルボザの心臓を喰らったロキが孕んだ三人の子供の一人、冥界の女王ヘルが治める。
命を失った神々やエインフェリアルとして選ばれなかった人間の戦死者はここに辿り着く。
・アルヘイム(妖精界)
アース神族と比較的良好な仲を保っているエルフの住まう世界。
エルフの王(長)は豊穣神フレイとされる。
・スヴァルトアルヘイム(黒妖精界)
黒妖精と呼ばれるヴァン神族と深く繋がりを持つエルフの住まう世界。
・ニザヴェリル(地界)
手先が器用なドワーフや小人が住まう世界。
彼等は絶対中立だが、アース神族の武器や道具を数々作り上げている。(半分はロキに騙し盗られている)
・ヨツンヘイム(氷界)
原始の時代から存在する氷に覆われた世界。
巨人を半永久的に産み出す霜の巨人ヨトゥンを長とした巨人の世界でもある。


神立アスガルド学園
学園長オーディンが創造した終末に向けて神々を育成する学園。
その名の通り、神界アスガルドに建てられた為アスガルド学園である。
建物造りは絢爛豪華、装飾華美。学生数人につき一部屋の寮がある。その他教室は勿論のこと、食堂、バスルーム、休憩所諸々有り。


アスガルド三大神
アスガルドに住まうアース神族の中でも特に神格の高い神の意。主神オーディン、雷神トール、貴公子フレイがこれにあたる。


訓練学生
アスガルド学園に通う生徒とは別の意味合いを持つ。
ただの生徒とは違い終末に参戦する事が運命付けられた者で、現在その修練を受けなければならない者の意である。
多くの場合、神格が高く戦闘能力の高い神が抜擢される。
戦闘能力が皆無であったとしても教師として学園に在籍する者もいる。


ルーン魔術
オーディンが世界樹ユグドラシルの頂上で修行を重ね得たとされる特殊な魔術の総称。
24のルーン文字にはそれぞれ意味があり、その意味を組み合わせて行使する高度な魔術でもある。
現在全てのルーン文字を読解、会得しているのはアスガルドではオーディンとフレイのみである。
《分類》
・文系ルーン
物理的物質を用いた攻撃魔術が主体。例として大気中の水分を凝固させ氷柱として発現させる…など。
・理系ルーン
精神に何らかの状態を引き起こさせる発生魔術が主体。例として静電気を血液中に反応させ身体を麻痺させる…など。
・治癒系ルーン
肉体の傷またはある程度の範囲の病気治癒の医療魔術が主体。例として裂傷の治療、解毒施術……など。
・詩系ルーン
ルーン文字本来の意味を旋律に乗せ外壁や障壁を造り出す補助魔術が主体。例として楽器を用いて歌い敵の攻撃を一定間防ぐ障壁を造る……など。


終末
"ラグナロク"または"神々の黄昏"の意。ゲルマン神話では"来る秋"とも。
アース神住まうアスガルドに炎の王スルト、冥界の女王ヘル率いる巨人と魔獣が押し寄せる神々の全面戦争である。
また、ミーミルの予言では終末は必ず訪れ全てを無へと還してから選ばれし神々がこの世界を創り直す、とされている。


ミーミルの首
ヴァルアルス大戦停戦時にアース神族側から人質として差し出されたミーミルは、スルトの裏切りによって惨殺されてしまう。
元よりミーミルは遥か先の未来を詠む力に長けており、長らくオーディンの相談役を請け負っていた。
その為ミーミルの死体から喋れる口を遺した頭を切り取り高度なルーン魔術によって腐らない様加工、更に予言を応えられる様に施術する。
これによって意思は無いが未来を語る傀儡が生み出された。
後にミーミルの首は名も無き泉に消え、代わりにミーミルの意思を受け取る"予言の巫女"が選出されるようになる。


予言の巫女
ミーミルの意思に選ばれた神々に予言を伝える者。
巫女に選ばれた者はその正体を隠さなければならない。
また終末に関わる予言を伝えた時、未来を知る者としてユグドラシルの頂上で首を吊らなければならない。
尚、過去に終末に関係する予言を伝えた巫女の中で現在生存している者はいない。


エインフェリアル
来る終末に備え、神の尖兵として戦死した人間の魂をアスガルドへと迎え入れること。
または迎え入れられた者の意。
選定の職務は戦乙女の役目だが、時として主神オーディンが自ら出向く時もある。
転生した神々をアスガルドへと連れて逝く為に、本編-プロローグ-でオーディンがミッドガルドへと出向いている。



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