私立馬路須加女学園高校 1&2(更新停止中)
□〜第9章〜 四天王最凶ゲキカラ・笑う
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ラッパッパの部室…
サドが剣玉を振りながら外を眺めて呟いた。
「優子さんは戦ってる。…シブヤにブラック。…このままじゃ…優子さんにあわせる顔がないな。」
サドは剣玉の玉を先端に突き刺した後,入り口隣の写真を見た。
「…アイツが帰ってくるのは…今日か…。」
そう言うと,サドはその人物を迎えに行った。
その頃,亜果利は1人高橋みなみの事を調べていた。
カツカツとブーツを鳴らしながら,メモを片手に歩く亜果利
「ふ〜ん。そうゆうことか…。前田が喧嘩を避けるようになった理由は…」
1人そんな事を呟きカツカツとブーツを鳴らし,何処かへとまた行ってしまった亜果利であった。
亜果利が1人高橋みなみの事を調べている頃…
睦月 真樹はその人物のお墓の前にいた
「みなみ…あっちで元気にやってっか?」
そんな事を呟きながら,高橋みなみのお墓に花や線香をあげていた
「八木女にいた頃が懐かしいな(笑)敦子の奴…まだ引き摺ってるぜ…みなみの事をさ…敦子の奴は悪くねぇのにな…」
そう言ってポケットから取り出したのは敦子も左手首にしているシュシュ
「みなみ…」
〜回想〜
「アンタが前田敦子か?」
「そうですけど?何か?」
高「誰だよ!アンタ」
「ウチは睦月 真樹…前田敦子…アンタと勝ち負け関係なく純粋にタイマンしたい」
高「はぁ〜?敦子気にすんな!」
前「う〜ん?いいよ」
高「だよな…って受けんのかよ!?」
「場所はそこの河川敷だ!遅れんなよ。じゃあな」
そう言って2人の前から去って行く真樹
「なぁ敦子…何でタイマン受けたんだ?タイマンじゃねぇかもしんねぇぞ?」
「みなみ…ないと思うよ。」
「敦子…何故?」
「みなみ…マジだったからあの人の目…」
「そっか。」
その日の放課後…
1人河川敷の土手に座り珈琲を飲んでいる真樹
そこにジャリッ!という音がした
音がした方を向くと2人が立っていた
高「本当に1人だったんだな」
「ウチは卑怯なマネはしねぇよ。嫌いなんでな。生憎タイマン主義ってやつなんでな(笑)背の低いアンタも,やんのか?」
高「私は,見届け人」
「なら,はやいこと始めようぜ…」
ゆっくりと土手から立ち上がると河川敷へと歩みを進めて行く。
ジャリッ!と音を立てたと同時に前田敦子をみる真樹
暫く見つめ合う2人
「行くぜ!」
先に仕掛けたのは,睦月 真樹
ブンッ
繰り出された拳を避ける前田敦子
「へぇ…。避けるとはね」
「…いきなりですか。」
再び向き合う2人
前田敦子が構えをとる。
「臨戦態勢って事か?その構えは…」
「まぁ…」
そう言ったと同時に仕掛けたのは前田敦子
右腕から拳が繰り出される。
パシッ!
それを掌で受け止める睦月 真樹
「そんなもんなのかよ!」
ドスッ!
真樹の右腕から繰り出された拳が前田敦子の腹部へと入った。
「くっ…」
高「敦子ー!」
「大丈夫だよ(笑)みなみ…このくらいじゃ倒れないから」
再び真樹へと拳を繰り出す前田敦子
パシッ!
先程と同じように受け止める真樹