私立馬路須加女学園高校 1&2(更新停止中)

□〜第6章〜 マジ女のマジVSマジ
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センターとのタイマンを控えた前日亜果利はダチの真樹の家にいた。

「いよいよ明日だな『姉御』」

「あぁ。」

「何が?」

「母さん!?」 「夕姫さん!?」

私達が話している間に何時の間にか夕姫さんが帰って来ていた。

夕姫さんは私達が何を話していたのか気になるのか聞いてきた

「あー『姉御』が明日“マジ”でタイマンするんだってよ」

「まぁ,成り行きですけどねι」

「頑張って来てね♪亜果利ちゃん♪」

夕姫さんは,勝てるようにと沢山ご飯を作ってくれた

「夕姫さん・・作りすぎですよι」

「母さん無理あるだろιこの量はι」

「ごめ〜ん♪嬉しくて作りすぎちゃった(笑)」

そんな事を言っていた夕姫さんでも,殆んど夕姫さんが平らげていた

細い体の何処にそんなに入るのか不思議だった。

「「「ご馳走さまでした」」」

真樹は食べ終わるとうぅーっと伸びをして寝転がった

私は夕姫さんの洗い物の手伝いをしていた

「ありがとね♪亜果利ちゃん♪」

「いえ,夕姫さんには色々とお世話になってますので」

「気にしなくていいのに♪」

色々と夕姫さんと話ながら洗い物をすませると真樹は何時の間にか夢の中へ

夕姫さんは布団を取り出して真樹にそっとかけた

「そう言えば亜果利ちゃんラッパッパには慣れたの?」

「夕姫さん毎日楽しい所ですよ(笑)」

「そう♪なら,良かった♪」

「あの時夕姫さんが進めてくれたお蔭ですよ♪本当に感謝してます。でも,夕姫さんラッパッパの事良く知ってますよね?」

「そう?そうでもないよ♪それはそうと明日に備えて亜果利ちゃんも寝ないとね♪」

そう言って布団をひいてくれた夕姫さん

私はその布団に入るとゆっくりと目を閉じた明日のタイマンに備えて

この時私はまだ知らなかった。何故夕姫さんがラッパッパを良く知っているのかということを・・・・・・

$次の日$

「あのチョウコクも前田には勝てなかったらしいな」

「これは・・・・もしかしたらマジでテッペン取っちまうんじゃねぇか?」

何時ものように2年C組の教室の後ろでホルモンを焼いているチームホルモンの面々

しかしそこには,買出しに出かけているウナギだけいない

ウナギを除いたチームホルモンの面々の話の話題は一昨日の夜,チョウコクまでもが前田敦子に倒されたということ

そのことでバンジーがマジでテッペン取っちまうんじゃないか?と言う

「そういや,今日はアゲハの奴どうしたんだ?」

「何時もならいるよな?」

「・・・・(いるいる)」

「大方,ラッパッパの部室にいるんじゃねぇの?」

何時もならいる亜果利の姿がないことを疑問に思い,首を傾げるヲタとバンジー

そんな2人の言葉に頷いているムクチ

一方で大方部室にいるんじゃねぇの?と言うアキチャ

そうしていると何時ものようににだるまが前田敦子と登校してくる

「お〜!脂身〜!今日もやいとるんか〜?」

「うるせぇな・・・・。てか,脂身じゃねぇ!ホルモン馬鹿にすんな!」

「ええやないか〜。どれ・・・・」

どこから出したのか,箸を七輪の上で焼いているホルモンへと伸ばしていく

だがその箸はヲタ,アキチャ,バンジーの3人に止められた

「勝手に食ってんじゃねぇよ!」

「これは私達のホルモンだ!!」

「だるまにやらねぇぞ!!」

「なんや〜」

正に一触即発といった状態のホルモン4人とだるま

そんな中,前田敦子に関しては我関せずの状態で介護士の参考書を黙々と読んでいる

そうしていると買出しに出かけていたウナギが戻ってくる

その腕の中には買ってきたホルモンが入っている紙袋があるのだが,それ以上にウナギは慌てている様子

「ウナギ,どうしたんだよ,そんなに慌てて」

「これが慌てずにはいられねぇんだよ!屋上にいるアゲハんとこ行くぞ!」

「お,おい!?」

ホルモンを適当にそこら辺の椅子の上においてヲタの手を掴むと一目散に屋上へと走っていくウナギ

そんなウナギとヲタの後をアキチャ,バンジー,ムクチの3人とだるま,何故か付いて来る前田敦子の面々

前田敦子の場合は転校してきてから色々と仲良くしてくれた亜果利の事が気になったからだが

「おいっ!何があった?どうしたんだよ,ウナギ!!」

「アゲハの奴がタイマンするんだってよ!!」

「な・・・・」

「「「なにーーーーー!?」」」

チームホルモン3人の大声がマジ女内に響いた

チームホルモンが屋上に向かっている途中

マジ女の屋上では・・・

亜果利がタイマン相手であるセンターと向き合っていた

2人が向き合っている中,校内へ続く唯一の出入り口には学ラン,歌舞伎シスターズ,更にはトリゴヤとブラック,サド,シブヤ,真樹が集まっていたりする

暫くしてチームホルモン,前田敦子,だるまが合流した。

ネズミは1人何時ものようにガムを噛みながら近くの壁に寄りかかり2人を見ていた

ウ「何とか間に合ったみたいだな」

ヲ「てか,なんでお前らまでいんだよ?」

歌「いいじゃねーか。私達だってアイツの戦いは見たいんだよ」

歌「そういうことだよ。ね,姉貴」

学「そうそう」

などと隠れながら話している面々

サ「・・・・アゲハ」

ト「サド,アゲハ大丈夫かな?」

サ「アイツは負けない。負ける時は優子さんだって決めてるからな,アイツは」

ブ「・・・・トリゴヤ,アゲハを信じろ」

シ「アゲハを・・信じるしかねぇよ私達は」

サ「あぁ。」

サドやブラック,トリゴヤ,シブヤ,真樹に関しては堂々と亜果利の後ろに構えて2人を見続けていた。

そんな面々を亜果利やセンターはまったく気にしていない
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