私立馬路須加女学園高校 1&2(更新停止中)

□〜第3章〜 俺の“マジ”はお前のためにある
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「あつ姐を倒すなんて48億年は早いわ!このまま行けば,マジ女統一もすぐ・・・・」

「そう簡単にはいかないから。ていうか,あっちゃん,よくだるまがうざいって思わないね?」

「・・・・私には関係ないから」

敦子が歌舞伎シスターズを倒してから数日がたった

その日,たまたま登校中に一緒になった亜果利は敦子とだるまの二人と一緒に登校していた

そんな時・・・・

「『姉御〜』はぁ,はぁやっと追い付いた(笑)」

「真樹遅かったな,どうした?」

「矢場久根だっけ?に絡まれてよ(笑)」

「・・・で何だって?」

「優子だっけ?に間違えられて絡まれたからよ・・・潰した!」

「まぁ,仕方ねぇな(笑)真樹に喧嘩売ったんだからよ(笑)」

「だろ!(笑)あれ?敦子にだるまだっけ(笑)よっ!」

「なんや!お前敦姉に馴れ馴れしく」

「だるま・・・行くよ」

「あ,待って下さい!敦姉〜!」

1人スタスタとマジ女へと歩き出す前田敦子を追いかけていくだるま

「私達も行くよ!真樹」

「『姉御』わかってる(笑)」

先に歩き出した前田敦子とだるまを追いかけて歩き出す亜果利と真樹

その途中で出会ったのは・・・

「おいっ!マジ女のガキが・・・・何歩いてるんだよ」

「あ?今度は矢場久根か・・・・」

「ラッパッパはどうした?」

「ラッパッパだぁ?」

「オメェら見かけねぇ顔だなぁ?」

亜果利たち四人の前に現れたマジ女のライバル校である矢場久根商業高校の3人

その3人と一緒に数名の男子のヤンキーが現れた

「私らはな,ラッパッパの大島優子に借りがあんだよ!」

「・・・・・・。」

「そうだ,うちらは優子にむかついてんだよ!」

「はぁ,馬鹿かお前らは・・・アンタ達が優子さん相手にして勝てるわけねぇだろ」
  
「んだと!!テメェ!?」

溜息を吐きながら言った亜果利の言葉に矢場久根とヤンキーたちが反応し亜果利の制服の襟を掴む

亜果利からすれば優子の方が圧倒的に強いということを知っている

ラッパッパに入ってからずっと一緒だったのだから

「聞こえてねぇみてぇだからもう一度言ってやるよ!アンタ達じゃ・・・優子さんに勝てないっての!!」

「テメェ「ガフッ!?」!」

そう言いながら亜果利に1人が殴りかかろうとしたときそいつは横からでてきた何かに私のダチより一足早く殴り飛ばされた

「女子に手ぇ出してんじゃねぇよ」

矢場久根やヤンキーだけでなく,亜果利やだるま達も声の主の方をみると

そこにいたのは・・・・学ランを来た女子

馬路須加女学園に在学している宮澤佐江2年生。マジ女内での通称は“学ラン”

「学ラン!」

「よう,アゲハ!」

「なんや,お前こいつ知り合いか?」

「『姉御』のダチっすか?」

「学ランは私たちと同じマジ女の2年生だよ」

「何だてめぇ!?」

そう言いながら,突然現れた学ランに殴りかかっていくヤンキーだが,学ランの方が圧倒的に強く次々とヤンキーを倒していく

そしてほんの数十秒で矢場久根と共にいたヤンキーたちは学ランに倒されていた

「テ,テメェ!ぜってぇゆるさねぇからな!!」

そう言いながら,走って逃げていく矢場久根達

それを見ながら学ランはポケットからフリスクを取り出して口に放り込んだ

「怪我はねぇか?」

「うん!学ランありがとー」

「まぁアゲハなら助けなくても大丈夫だったろ!」

「まぁね♪」

「アンタ強ぇな!ウチは睦月 真樹,宜しくな(笑)」

「学ランだ!宜しくな」

「・・・ん,お前?」

亜果利と真樹を見た後,ジッと敦子の方を見る学ラン。

そんな学ランにだるまが近づいた

「お前。おなべか?」

助けてもらったのに学ランにガンを飛ばしながらジロジロみるだるま

・・だるま。学ランじゃなきゃアンタ今頃殴られてるよ・・

亜果利は何がしたいのかよくわからないだるまを見ながらそんな事を思っていると

「あの・・・・ありがとうございました」

「あ,待ってください!敦姉〜!」

学ランに頭を下げた後,マジ女へと向かっていく前田敦子

そんな前田敦子を追ってだるまも去っていった。

「行っちゃった。じゃあ,学ラン。私も行くね。真樹行くよ」

「『姉御』わかってる(笑)」

「あぁ・・・・」

学ランにそう言って亜果利と真樹もマジ女へと向けて走って行った。
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