私立馬路須加女学園高校 1&2(更新停止中)

□〜第0章〜 ラッパッパ
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荒れに荒れた校内…

廊下には落書きだらけ…

校内での喧嘩はたえない…

生徒は全員ヤンキーで制服の改造なんて当たり前…

まぁ私は普通だけどね

私は優子さんに会うためそして…“マジ"を見つける為にこの学園に入学した

そう馬路須加女学園に…

£再会とラッパッパ£

私は校内をブラブラとしていた。

目的はそう優子さんに会うためだ

そんな中聞こえてきた話

優子さんはこの学園の頂点に君臨する

マジ女最強武闘派集団…通称ラッパッパの部長を務めているらしい

ラッパッパ(吹奏楽部)に続く階段を上ること…それはラッパッパに“挑戦"するということらしい

私は階段を上へ上へと登って行った。

途中ひそひそ話する生徒を見かけたけど気にしないでいた

そして…最上階にあった階段

私はそれを見上げた。

電気もついていないカーテンから漏れる日の日差しのみで照らされた薄暗い階段

ここから先がマジ女最強武闘派集団…ラッパッパの部室

私はゆっくりと一歩一歩ずつ階段を上へと登って行った。

階段を上がって行くだけなのに…こんなにワクワクしている私自身が怖い。

思えば高校に行けるなんて思ってもみなかった。

私はきっと優子さんに惚れたのだと思う。それは…あの真っ直ぐな目と会った時に私の胸の内が熱くなったのを覚えているから…その答えはこの先にあるのだろうと…

などと考えている内に階段を上がりきった先にあったのは1つのドア…私はドアノブを捻り開けた。

£ラッパッパside£

優子『あ゛ぁ〜』

サド『優子さん少しはシャキッとしてくださいよ』

優子『サドだって暇なんだもんよぉ〜なんかおもしれぇ事ねぇかなぁ』

サド『面白い事…?例えばなんですか優子さん』

優子『ん〜誰かがここにカチコミかけてくるとかよぉ』

サド『そんな奴がいるはずないでしょう…(汗)』

むしろそんな奴がいたら何秒もつか…

部室にいる誰もがそう思っていた。

今部室には珍しくラッパッパ全員が揃っていた

サド『そう言えば優子さん“アイツ"来ますかね?』

優子『あぁ!来るさ』

ブラック『…サドさん…アイツって…?』

サド『優子さんが気に入った奴さ』

シブヤ『サドさん,ソイツ強いんですか?』

サド『あぁ』

ゲキカラ『あははっ!楽しみ〜』

サド『ブラック…ゲキカラの奴止めておけ!』

ブラック『はい…ほらゲキカラ…メロンパンだ…』

ゲキカラ『メ…メロンパン!?』

メロンパンを貰ったゲキカラは嬉しそうにもきゅ,もきゅと食べ始めた。

トリゴヤは,相変わらずお昼寝中…

優子『ん?きたみてぇだな!』

サド『えぇ』

階段を上る足音に反応した優子とサド

その言葉にドアの方に視線が向けられた。

ゆっくりと開いたドアの先にいたのは“アイツ"だった

亜「お久し振りです。優子さんにサドさん」

優子『よっ!』

サド『あの頃以来だな』

「約束のリボン返しに来ました」

そう言うと私に近付いてきた優子さん

優子『しっかりと受け取ったぜ亜果利』

そう言って私からリボンを受け取った優子さんは凄く嬉しそうだった

シブヤ『サドさんコイツがさっき話してた奴ですか?』

そう言っていた人をみた私

その人はピンク色のスカジャンを着ていた。

サド『そうだ…シブヤ』

シブヤと言われた人サドさんがシブヤと言っていたからそう呼ばれていると理解した私。

シブヤ『どうみても強そうにはみえないっすけど…』

その人は急に立ち上がると私のほうへと近付いてきて制服の胸ぐらを掴んできた。

「っ!」

シブヤ『オメエ強いんだってな!どうみても喧嘩強そうにはみえねぇけどな!』

そう言って睨んできたシブヤと言われていた人私は思わず睨み返してしまった。

シブヤ『っ!?』

(なんだコイツ!?無言の圧力をかけてきやがった)

サド『やめておけシブヤ』

シブヤ『わかりましたよ』

サドさんにそう言われて手を離したシブヤと言われていた人

不機嫌そうにソファーに腰掛けた
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