△ハウルと悪魔
□キッカケ
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キングズベリーへついた私たちはジェンキンスを探した。
ジェンキンスの家は宮殿から近く、駅にも近かった。
ただ…
「みきー、ジェンキンスなんていないじゃない。」
「けど、きっとここよ。」
コンコンッ…
「すいません。」
「またれよ。」
ガチャ…
出てきたのは、年の割には小さい男性だった。
「あの、ジェンキンスはいますか?」
すると男性は驚いた顔をして首を横に振る。
「ジェンキンスはいない。帰りなさい。」
「けどここに…!」
「うるさいなあ…なんの騒ぎだ?ーってみき!!!」
え?
なぜハウルがジェンキンスの家に…?
「ハウル、私たちはジェンキンスを探してここへきたの。」
と言うみきの顔をまじまじと見つめたハウルは焦った様子だ。
私は全てわかってしまった。
「ここはペンドラゴンの家よね?」
みきは老人に向かって訪ねる。
やはりハウルは焦ったまま。
「と、とりあえず家へ…」
とハウルに言われた。