学園アリス

□第5章
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――――――――初等部






「えっ何!?ウチもしかして<特力系>なん!?

み…みそっかすー?! うそっっ」





蜜柑の叫びは、廊下を歩いていた未奈美にまで聞こえた。





(蜜柑ちゃん教室にいたんだー

大声のおかげで探す手間が省けてラッキー!

でも、みそっかすって?)





「みそっかすって何のこと?」


「あっ未奈美先生!!」




「今、蜜柑ちゃんに能力別クラスについて教えていて、彼女のクラスは…ってところで」

       :
       :


「で、蜜柑ちゃんは特力系のことをみそっかすて言ったわけね。」





「うん、そういうことかな♥」





委員長とナルの説明を受けている間

後ろで蜜柑ちゃんはみそっかすっとうなっている。




「いや誰も<みそっかす>とは言ってないよ?

君が勝手に言っているだけで‥‥」





「あっでも未奈美先生は今日から特力の副担に就任するんだよね?」



「ええ、そうよ。


ねぇ蜜柑ちゃん、確かに特力は色々な能力、性格の生徒の集まりだわ。




でも、色々な集まりってことは、その数だけ





沢山の知識や考えの宝庫ってことよ。




そう考えたら、特力のほうが何だかお得でしょ?




まぁ、百聞は一見に如かずっていうでしょ



何事も、自分で見てからみそっかす

かどうか決めたらどう?」





「確かに、そうやな。

なんかウチ特力行くの楽しみになったかもしれん!

有り難うな、未奈美先生!」





「ええ、じゃあ、そろそろ行きましょうか」



「あっ、未奈美先生少し伝えたいことが…」





「了解、じゃあ、蜜柑ちゃん‥「ウチ先に行っときますー」





「ごめんね、後から行くから」
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