神様はじめました

□第三章
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———————雷神 鳴神姫の宮にて





「桃園 奈々生  十六歳   女子高生


どうして、こんな娘がミカゲ社の神になっているのです


ミカゲはどこへ‥」



「恐れながら鳴神姫様‥」


狛犬の一人が耳元に来て説明をする。


「何!?

家出!?


二十年も!?   しかも、姫香が教育係だと!?



おのれ あの男‥‥


私から巴衛を奪っておいて‥‥


こんな小娘に譲ってやったというのか‥‥ッ


あまつさえ、あの子まで!!


許せんー!!」


(桃園奈々生 
あなたが神に、姫香の教えを乞うのに

相応しい人間かどうか)




「この雷神 鳴神姫が見定めてあげましょう」
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