神様はじめました

□第二幕
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「はぁ〜頭痛い…」



昨日、ミカゲ社に私の荷物が届けられ、その整理で疲れたせいか

体調を崩してしまった。




「姫香大丈夫?」


「うん…大丈夫、来てそうそうごめんね」


「気にしないで。それよりも横になってなくていいの?」


「頭が痛いだけだし、横になってても暇だから‥」





 
「奈々生様、

テレビばかり見ては体に毒でございます

姫香様も念の為横になってください」


「うーん「「だって暇なんだもーん」」






初夏の香り漂うミカゲ神社

今日も参拝者0です





「学校の勉強などなされては?」



「やだ  それ一年の教科書だよ

私もう二年生だもん」


「なんとでは新しいのを取りに行かねば」


「いいよ別に 今頃行ってもクラスは変わってるし…

それに、私の家の事情とか噂広まってるみたいだしさ」



「…‥‥」

そっか奈々生、家のことがあったけ

それは行きにくいよね‥



あれ、奈々生の高校ってどこだっけ?


{中継の内田です

今、宇治上高校前に来ています}



宇治上高校‥聞いたことあるかも



そういえば、私の転校先の学校だっけ

そりゃあ、聞いたことあって当然‥


完全に学校の存在忘れてた!!


突然の引っ越しで頭から抜け落ちてた‥

どうしよう‥


私が悩んでいる隣で奈々生が急に立ち上がった




「どうしたの? 急に立ち上がって」


「この高校…嘘

私の学校だー!!」


そういうと、奈々生は急いで自分の部屋へ走っていった。



「えっ、ちょっと‥」
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