学園アリス
□第2章
1ページ/2ページ
ナル「何か飲む?未奈美の好きな紅茶とコーヒー両方あるけど‥」
「紅茶をもらっていい? はぁ〜なんか一気にいろんな人に出会って疲れた。」
ナル「はい」
といって紅茶の入ったティーカップを渡し私の前のソファーに座った
「美味しいわ、紅茶の入れ方上手くなったね
私の教え方が上手かったのね、さすが私」
ナル「そりゃあ上手くなるよ、あんだけ厳しくたたき込まれたんだから」
ナル「ねぇ、今までどこに居たの?
どうして、今更此処の教員になろうと思ったの?」
「この前ね、寝ているときに柚香の声が聞こえ
た気がしての…それでねミカンを助けてお願い
って、だから、もしかしたらって思って予知の
アリスを使ったらちょっと予想外な展開になっ
たけど、さっき起こったことと同じ事が視えた
の…だから私は姫さまに頼んで初等科の教員として戻ってきたの。
ナルもあの子になにか感じたんじゃないの?
柚香先輩と先生に似た無効化のアリスを持つ“蜜柑”ちゃんに」
ナル「うん そうだよ、僕は思うんだあの子なら棗君を救えるんじゃないかってね」
「そうかもしれないわね…」
きっとそうなる、そんな予感が胸に広がる。