君と見た空の蒼さを、僕はまだ覚えてる

□プロローグ
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私の生活はこの部屋と、

この部屋のあるこの家と、

この家がある“高町”が中心。

そこが、私の世界のすべてだった。

でも、部屋にある大きな窓から見える海と空が、

世界の向こう側を教えてくれる。

そんな気がした。


どこまでも続く広い空が大好きだった。

どこまでも続く青い海が大好きだった。


思えばこのときから、

私は『外の世界』に惹かれていたのかもしれない。



















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