平助の母親

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☆★平助の朝からはじまります。★☆QLOOKアクセス解析





「平助〜!先行くね〜!」


小鳥のさえずり、気持ちのいい朝。
オレの新しい季節の目覚めは、母ちゃんのでっかい『行ってきます』の挨拶から始まった。

4月になって、オレも中学二年生。
身長はなかなか伸びてはくれないけれど、オレにも後輩ができるんだな〜!と思うと一年間ほぼ雑用ばっかりだったバスケ部も楽しみでしょーがねぇ!
後輩になめられないように、身長伸びるの期待して、今日も朝から牛乳イッキ飲み!

プハっと勢いよくグラスを置いて、母ちゃんが用意してくれた朝飯を、今日も一人でニュースを見ながら完食する。
今日もナイスな半熟加減の目玉焼き。子供の頃からの大好物。
母ちゃんにしかできない焼き加減だ。

歯を磨いて、寝癖を直して、制服に着替え終わる頃にはいつもと同じ時間。



「平助くーん。おはよー!」



じいちゃんばあちゃんが微笑む小さな仏壇に手を合わせていると、幼なじみの千鶴が玄関を開けて入ってくる。


「オハヨ、千鶴」


千鶴はオレの朝飯の食器をいつも洗ってくれる。
オレはその間に母ちゃんが作っておいてくれた弁当をカバンに入れ込む。
いつもと同じこの流れ。

母ちゃんがいて、千鶴がいる。
オレの毎日はこんなスタート。
今日も一日張りきっていくぜ!
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