洛山高校で赤司くんの下僕!?
□第4章 夏休み
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第11話 無冠との出会い
洛天祭から1週間経ち、学校は夏休みに入っていた
この日は朝から赤司くんも棗くんも出かけていて1人だった。少し遅めに起床し、あらかたの家事をした後夏休みの課題を進めていたが、それも終わり私は手持ち無沙汰だった。
『…………買い物でも行くか……』
最近出かけてなかったし……
私は服を着替え街に繰り出した
❄ ❄ ❄
そういえばお昼食べてなかったと思い、1人で昼食をとっている時に、声をかけられた。
「あら、クイーンじゃない?」
『ふぇ?』
私のことをクイーンと呼ぶのは洛山の生徒だけだ。誰かなって思って声のする方を見る。
そこにいたのは……
『………え………実渕…先輩……?』
赤司くんのチームメイトであり、無冠の五将の1人、実渕玲央だった。
「あら〜私のこと知ってるのね?」
『は、はい……赤司くんから聞いてたので………(本当はマンガで読んだから知ってるんだけどね!!)』
「……!!!そうだったわね、あなた征ちゃんの彼女だものね」
え?
今……なんて……
「征ちゃんあなたのこと溺愛してるって噂よ〜本当かしら?」
で、溺愛!??
『えっと、実渕先輩、あの………』
「あら、玲央姉って呼んで欲しいわ」
『……………では、玲央姉。あの……私が赤司くんの彼女って話どういうことですか?』
「え、彼女じゃないの?」
『違います!!赤司くんは私のこと下……じゃなくて、パシリとしてしか見てません!!だから、彼女じゃありません!!!!』
どうしたらパシリが彼女になるのだろうか……
「……なるほど………そうだったのね………征ちゃんはあなたのことパシリとしてしか見てない……
でもあなたはそんな赤司くんに恋した……ということね?」
えぇぇー!!!??
どうしたら今の話から私が赤司くんを好きって解釈になるんだろうか………
とりあえず誤解を解かなければと思い、口を開こうとしたときだった。
「おぉ、いたいた。玲央姉〜!!!」
「1人でどこに行ったかと思えば、こんなところにいたのか玲央」
さらに2人の男の人の声が聞こえた。