“novel”
□誉め言葉
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「オメェってさ。」
「なによ。」
「誉めるとこー…あるか?」
「…失礼ね。」
今は小学校の仲よしの時間。
という名の二人にとって暇で仕方ない時間。
今回は隣の席の人を誉めなくちゃならないらしい。
回りの子供たちは素直に口にだせているのに二人は素直じゃないので。
「目付きワリィ。」
「推理おたく。」
「研究バカ。」
「自己中心的思考。」
「素直じゃねぇ。」
「ガキ。」
「…」
「…これって誉め言葉かしら?」
「…違うだろ。」
なんて様。
でも。
「オメェのいいところはー…俺が大好きな所?」
「…ばか。//」
結局はこうなる。
二人はそっとばれないようにキスをした。