土銀な日々。
□loveletter
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「「じゃんけんポイッ」」
このじゃんけんの結果、負けたのは・・・
「うわぁあああっ」
俺、坂田銀時。
今から誰かにドッキリ仕掛けよーって高杉たちと言ってたんだが。
じゃんけんに負けた罰ゲームで俺がしなきゃなんねー。
しかも、男にラブレター。
学年一のモテ男、土方十四郎に。
女からほぼ毎日のように告白されてんのに全然見向きもしねぇ。
もっと、人生楽しめよ!
モテねぇ奴の気持ちも考えろっつーんだよ。
「くそっなんで俺が・・・はぁ。」
「銀時!・・・ほらっ来たぞ。」
教室の窓越しから見える土方。風紀委員の奴らと一緒らしい。
・・・とりあえず、呼び出せばいいのか?
放課後体育館の裏とか?屋上とか?
「ひぃ、土方!」
あ、やべぇ裏返えっちまった。恥ずかし。
「坂田、なんか用か?」
「あぁ、え、ええっと・・放課後、屋上で待ってろ!」
俺はそれだけ言って、高杉たちのもとへ戻った。