土銀な日々。
□惚れちゃうよ?
1ページ/5ページ
グウゥゥゥゥ・・
「うぅ、腹減ったぁー・・・銀さん死んじゃうかも。」
昨日パチンコして帰ったら、新八から
「いい大人がパチンコなんかでお金使わないでください!!反省するまで万事屋には入らせないですから!!」
って言われて追い出されちまった。俺の家だっつーの。
あてにする家もなくただ歌舞伎町を昨日からずっとふらついてる状態だ。
やべぇ・・マジで腹減ったわ。
「あ。」
いつも通ってる甘味屋で団子を食べている土方が見えた。
「土方くーん!」
「あ、万事屋じゃねぇーか。なんだまた喧嘩ふっかけに来たのか?」
とりあえず土方の横に座る。
「土方君。」
「なんだよ・・・」
俺は子犬のような目で土方を見つめる。
「なんだ、これほしいのか?」
そういいながら食いかけのみたらし団子を見せる。
「銀さんお腹すいて死にそうなんだよー・・・。」
土方は一回ハァとため息をついて、みたらし団子を2皿頼んだ。
「ありがと、土方君。」
足をぶらぶらさせながらうつむいてそう呟く。
そして何気なく土方の顔を見ると顔を真っ赤にさせて、
「あぁ。」
と返事をした。