土銀な日々。

□ゲームオーバー
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下校時間をとっくに過ぎた教室。
夕暮れのオレンジ色の光が窓からさしこむ。

「そろそろ帰るか?」

いちごオレを最後の一滴まで残さないようにズズッと音をたてながら銀時がそう言う。

「えーもうかえんのかよ、久しぶりに学校来たっつーのに。」

「高杉テメッ、じゃあ毎日来らぁいいだろーが。」

いちごオレの紙パックをぐしゃっとつぶして教室の隅のゴミ箱に投げる。

「っしゃストライク!」

ガッツポーズを決めながら机の横のカバンを持つ。

「んだテメェ帰る気満々じゃねぇか。」

「お前が帰りたくねぇなら俺は一人で帰るぜ。じゃあな。」

「銀時!」

「ん?」

「うち、寄ってくか?」
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