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□12月31日・大晦日〜ボンゴレの場合〜
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『やぁ〜〜〜〜〜〜〜っと終わったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!』

ツナ)「つ、疲れたぁ〜〜〜・・・。」

獄寺)「なにもこんな日にやらなくてもいいだろ・・・。」

山本)「ハハッ、獄寺の言うとおりだな!」



今日は大晦日。12月31日。もう一度言う、大晦日。

な・の・に・!!!

補習!!!!!有り得ない!!!!!

あたしは、先週行われたテストで英語だけギリギリ赤点をとってしまったのだ。

だって英語苦手なんだもん。大体、日本人なんだから、別に話せなくたっていいでしょ?
↑典型的な英語苦手な人の言い訳

テストが返却されたときに先生に眩しいほどの笑顔で言われたのが、

「冬休み、補修決定な♪」

冬休み1日だけ、と言うから渋々承諾したのに!!なんで今日なんだよ!!!

今日とお正月くらいゆっくりしたいじゃん!!先生だってそうじゃないの!?

・・・などと何度も思ったが、やはり先生には逆らえず。泣く泣く補習にやってきたわけです。

まぁ、あたしだけじゃないっていうのがせめてもの救い。

いつものメンバー、ツナ・隼人・武も一緒。

といっても、本当に補習なのはあたしとツナと武だけ。ちなみに、あたしは英語だけだがツナと武は全教科。ドンマイ!

隼人は全教科合格。しかも、学年3位。何なんだコイツ。

そんな隼人が一緒に補習に来たわけは、ツナを1人にできないこと、ついでだから勉強を見てくれるとのこと。

なんだっけ・・・この3人と1組の雲雀さん、3組の六道君はぼんごれ?とかって呼ばれてるなんかだって、本人たちから聞いた気がする。

―――まぁ、そんなことはどうでもいい。

補習終わったぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

あとは帰るだけ!やったね♪

あ、でも帰っても1人だった・・・。

あたしに兄弟はおらず、両親は福引きでハワイ旅行が当たったとかなんとかで、娘を置いて旅立った。

いいもん!1人で盛り上がるもんっ!!!



山本)「優璃!帰ろうぜ!!」

『そうだね!もう、先生ったら大晦日の日に補習やんなくてもいいのにね?』

山本)「本当だよな〜!!」

ツナ)「あ、優璃。」

『ん?何?』

ツナ)「あのさ、優璃んちのおじさんとおばさん、ハワイ旅行行って、優璃1人なんだろ?」

『・・・そうだけど?』

獄寺)「お前かわいそすぎるだろ。」

『知るか!あたしの親に言え!!』

ツナ)「んでさ、もしよかったら・・俺んち来ない?みんなも集まるし、1人よりみんないた方が楽しいと思わない?」

『え!?それは嬉しいけど・・・悪いよ。』



本当は超嬉しいです。ツナ、マジ神。

でも・・・さすがにツナの家の人に迷惑でしょ?



ツナ)「全然!母さんもいいって言ってるし、みんな泊まるんだから、優璃も泊まっていきなよ!!」

『・・本当にいいの?』

獄寺)「10代目とお母様がいいって言ってんだ!!お、お前も来いよ//」

山本)「1人なら尚更だぜ!みんなの方が楽しいし、なっ?」



なぜか異常にあたしを説得する3人。

そこまでしてまで来てほしいのか・・・。


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