Short Story

□変態との恋
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あぁ、神様。あたしは悪いことでもしたのでしょうか?







心当たりは全くないんですけど・・・。









心当たりはないですけど、謝ります。ごめんなさい。









―――――謝りますから、どうか・・・















あたしを追っかけているこの変態を何とかしてください!!


『ギャアァァァァァァァ!!変態!!寄るな!来るな!!近寄るなァァァァァ!!!』

骸)「クフフ・・美玲さんは照れ屋さんなんですねぇvV僕は“変態”ではなく、ちゃんと“六道骸”という名前があるのですよ?」

『お前なんか変態で充分だァァァァァ!!!来るなァァァァァァ!!!!!』


クフクフと独特の笑い方をしながら、あたしを絶賛追いかけ中のこの変態・・・

名前は、六道骸。

つい最近、この黒曜中の3−A・・・あたしのクラスに転校してきた転校生。

そのスタイルのよさと整った顔立ち、何よりも物腰やわらかな話し方と優しい性格に、クラス中どころか、全校の女子をメロメロにしてしまったのだ。

そりゃ、そんなものを見せつけられれば誰だってかっこいいと思いますよね?

あたしだって、最初は「かっこいいな」って思ったよ?

思ったけど・・・


骸)「クフフ・・・黒曜中の制服はいい具合の短さでいいですねぇ・・!!美玲さんの綺麗な生足を拝めるなんt『それ以上しゃべるな!!この変態がァァァァァ!!!』」


前言撤回。

微塵もかっこいいなんて思っていません。




変態との恋
「クフフ、逃しませんよ?」
『捕まったら死ぬ!!!』


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