月のメイド姫【REBORN】
□標的1:出会い
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みなさん、初めまして!あたしは愛宮リンといいます!!
18歳で、両親を早くに亡くしたあたしは、おばあちゃんに育てられました。
けれど、おばあちゃんも先月他界・・・。泣いてばかりいたあたしだけど、くよくよなんてしてられない!!
こんな顔、天国のお父さん・お母さん・おばあちゃんたちには見せられない!!
そう思ったあたしは、自立への第一歩(?)として、バイトをすることにしました!!
バイト先は確か『ボンゴレ』っていうとこらしい・・・。飲食店か何かなのかな?よく見てなかったから分かんないや←
面接に行ったら、合格!まさか合格できると思ってなかっただけに、すごい嬉しい(*´∀`*)
『バイト〜♪バイト〜♪受かったよバイト〜〜♪』
この歌、今即興で考えついた歌だけど人に聞かれてたらすごい恥ずかしいな・・・。
『ま、いっか!面接受かったし♪』
?)「さっきの歌は即興?」
『そうでーす!』
?)「なんかいいことあったの?」
『はい!あたし、自立するためにバイトしようと思って面接に行ったら、受かったんですよー☆彡』
?)「へぇ。それはよかったね。」
『はい♪・・・ってえぇぇぇぇ!?Σ(゚д゚lll)』
あたし、誰としゃべってんの!?さっきまで1人だったよね!?
?)「クスッ、なに?今更気付いたの?」
そう言って、笑いをこらえている様子の彼。
くっ、やはり聞かれてたのか・・・!!!
・・・ってそうじゃなくて!!!
この人・・・すっごいイケメン!!!
茶色の少し特徴的な髪の毛・・には触れないでおきましょう←
あたしよりはるかに高い身長、整った顔立ち、スーツもバッチリ着こなしてるし・・・。この人、何者!?
?)「『貴方、誰ですか!?』って?」
『!?・・な、何で分かったんですか!?心が読めるんですか!?』
?)「いや、顔に出てたから。リンちゃんって、顔に出やすい人なんだねー」
『えぇ!?そんなことないですよ・・・って、何であたしの名前知ってるんですか!?あたし、名乗りました!?』
?)「大体知ってるよー。愛宮リンちゃん。年齢は18歳で、両親は幼い頃他界、祖母も先月他界。童顔でよく年下に間違えられて・・・」
『わわわわ!!ストップ!ストップですー!!!』
な、なんでそんなこと知ってるんだ!?あたしのコンプレックスまで・・!!!
会ったばかりなのに・・なぜ!?
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