カカシ 短編
□ナルトの作戦
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「カカシさん…降ろしてくださいよぉ…!」
任務の受付に行くと、ルミのねーちゃんの声が聞こえた。
「何?オレに抱かれるのイヤなの?」
「そうじゃないですけど…みんな見てるし…!」
見ると、カカシ先生にお姫様抱っこされているルミのねーちゃんが、恥ずかしそうに顔を赤らめていた。
その足首には白い包帯が巻き付けられていて、任務で怪我でもしたようだった。
「自分で歩けますからっ!」
「だーめ。怪我してるのに歩かせるわけにはいかないでしょ」
じたばたと抵抗するルミのねーちゃんに構わず、カカシ先生はニコリと笑って言った。
どれほどの怪我か知らねーけど、カカシ先生てばそれやりたいだけだろ…
周りの目なんか気にせずに、満足げに微笑むカカシ先生をみて、オレは思った。
「じゃ家行こっか」
「え゛っ」
「イヤなの?」
「イヤじゃ…ないけど…」
ナルトの作戦
「もう、勝手にやっとけってばよ!」
二人の姿に、ちょっとだけ呆れるナルトなのであった。
end
バカップルに呆れるナルトが書きたかった。
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