カカシ 短編


□教えて*
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「カカシさん…?」

腕をしっかり掴まれて、簡単には動けない。

ルミの中に恐怖心が込み上げる。

自分を見下ろすカカシは、いつもとはまるで別人に見えた。

「オレはあんまり優しくするのは好きじゃない…少々手荒になっても、悪く思うなよ」

「それってどういう…!!」

意味を理解する前に、カカシに唇を重ねられた。

「んっ…んん…!」

呼吸すら許さない。

カカシはもがくルミの口内を犯した。

「んっ…はぁ…はぁ…」

「こういうのも初めて?」

息を乱すルミにカカシが言った。

ルミは状況を把握するのに精一杯で、ただ顔を反らして息を整えていた。

「本当にお前は純潔だな」

カカシは知っているような口振りでニヤリと笑った。

「カカシさん…今、私のこと…どう見ているんですか…?」

「“女”として見てるけど…何かあった?」

「いえ…別に…」

「じゃあ、続けるよ。こっからはもっと“女”になってもらうから」

耳元で囁くようにカカシは言うと、ルミの衣服を剥いで、上半身を露にさせた。

首もとに口づけ、舌でなぞる。

手はルミの白い胸を揉んだ。

「あんっ…んっ」

どんどん身体が熱くなって、自分のものとは思えない恥ずかしい声が漏れる。

カカシの口、手はルミのなめらかな肌を伝って下へと滑った。

胸の頂を舐め、舌で転がし、吸い上げる。

カカシの指が下着の上からルミの秘列をなぞった。

愛液でうっすら濡れた下着の上から、カカシの指が敏感な突起を探りあて、クリクリと転がす。

「あん…だめ…そんなっとこ…」

身体の力が抜けて抵抗することができず、カカシの思うままに犯されてゆく。

「はぁ…んぁあ…だめぇ…」

「これくらいで嘆いてるようじゃダメだな。本番はこれからなのに…」

カカシは巧な手さばきでルミにほどよい快感を与える。

「いや…ぁん…やめ…て…」

「嘘。本当は続けて欲しいくせに」

「そんなことっ…」

「大丈夫、オレが上手くイカせてやるから」

カカシが不適な笑みを浮かべながら下着を脱がすと、人差し指をルミの中にゆっくりいれた。

ズプ…と卑猥な音を鳴らして、カカシの指がルミの奥を探った。

「んっ…あぁんっ…カカシさ…」

こんなのは嫌だ…

恥ずかしさや恐怖を吹き飛ばすような味わったことのない快感に、少しずつ溺れる自分が嫌だった。

けれど、カカシはやめてはくれない。

「意外と淫乱だな…お前」

「ちがっ…んっ」

「こんなに濡らしちゃってさ。感じすぎでしょ」

カカシが一度指を抜いて、ルミの愛液でしっとりと濡れた手を見せつけた。

「そろそろイッとこうか」

そう言って、カカシはルミの太腿を思いきり開脚させ、二本の指をルミの中で動かし始めた。

「あっ…あんっ…んぁっ」

「もっとそのイイ声聞かせてよ…」

イジワル…

カカシを潤んだ瞳で睨むように見つめながら、ルミは甘く喘いだ。

「あんっだめぇ…あぁんっ!」

クチュクチュと卑猥な水音を響かせられて、ルミは初めての絶頂を迎えた。

「はぁ…はぁ…はぁ…カカシさん…」

「今のがイクってやつだよ」

「そう…なんですか…」

「気持ちよかった?」

カカシはルミの耳を舐めながら囁いた。

「う…ん…あん…ぁあっ」

もう…どうにでもなっちゃえ…

絶頂を迎え、ルミの身体は次の快感を求めていた。

とめどなく愛液が溢れ、秘部の奥が熱くなっていた。

「やっと素直になってきたな…やっぱり、お前最高にエロいな」

カカシはフッと笑いながら、太腿をがっしりと掴むと、トロトロと溢れる愛液を吸い取る。

「ぁあんっ…そんなとこ…舐めちゃっ…だめぇっ」

カカシの舌が秘列をなぞり、指で小さな突起を翻弄する。

「あぁんっ!カカシっ…さん…気持ち…い…」

うるうると瞳を潤わせ、甘い声で言う。

(ルミ…オレ…もうガマンできない…)

カカシは衣服を脱ぎ捨てた。

(キレイ…)

露になったカカシの身体を見てそう思った。

忍として何度も傷つけられたはずの身体であるのに、そんな身体とは思えないほど美しくて、華奢ながらもがっしりと鍛えられた身体につい見とれた。

しかしじっくり見とれている暇はなかった。

「じゃあ、よろしく」

「えっ…」

カカシが先端を向けて言った。

「あ…あの…」

まずそのモノ自体に目をそらしたくなってしまったが、カカシがルミの手をソレに触れさせた。

「オレも気持ちよくさせてよ…」

その言葉にコクリと小さく頷くと、ためらいながらも、そっとカカシ自身を手で撫でた。

「口、開けて」

「えっ…っん!!」

ぽかりと開いたルミの口に、カカシは先端を押し込んだ。

(大きい…舐めれば…いいの?)

ルミはカカシの先端を丁寧に舐めた。

その度、カカシが吐息を漏らした。

「初めてのわりに、上手いじゃない…」

そう言って、そのままゆっくり腰を動かし始めた。

喉の奥まで届きそうなカカシ自身を咥えながら片手で陰嚢に触れると、カカシの息も上がっていく。

そして、口内からカカシの先端が引き抜かれた。

「欲しい?」

甘く囁いて、焦らすようにカカシの先端でルミの秘部をなぞった。

「ぁんっ…カカシさん…あんっ…欲しい…」

「じゃあ…容赦しないよ…」

カカシはルミの中に入れると、思いきり突き上げた。

「あぁん!あんっ」

ルミの一番感じるところを、絶妙な力加減とタイミングで突く。

悲鳴にも近い喘ぎ声が、カカシの欲情を駆り立てる。

「クッ…ルミ…すごくしまってる…」

初めて男のモノを入れられたルミの中は、カカシのソレを締め付けた。

「痛い?」

「大丈夫…です…はぁんっあぁっ」

カカシは腰を動かすスピードを上げた。

揺れるルミの双丘を揉み、舌でその頂を舐めまわす。

「イケよ…」

カカシが囁いて思いきり突き上げた。

「あぁぁあんっ!」

身体中に走る快感に溺れながら、ルミは果てた。

その直後にカカシも白い液を放出した。

休む間もなく、ルミを四つん這いにさせると、腰を突き上げさせた。

「はぁ…恥ずかしいです…こんな格好…」

「本当に…エロい身体…」

カカシはニヤリと笑うと、後ろから挿入してルミを突いた。

「あんっ!はぁっ…あぁぁんっ」

また、快感に溺れていく。

カカシを求めずにはいられない。

二人の関係が、ただの先輩と後輩だということすら忘れてしまうほど、カカシのテクニックはルミを翻弄させた。

(カカシさんの言うのとおり…私…淫乱だ…)

ルミは自分の身体に嫌気がさしながらも、カカシを求め続けた。

カカシは少しずつ強く中に押し込みながら出し入れした。

ベッドがギシギシと音を立てる。

「やばい…イク…」

射精感を感じて、カカシはさらに激しく動かした。

「あんっだめっ!イク…イっちゃうぅんっ!あぁぁあんっ!!!」

ルミとカカシは同時に果てた。

ルミは三度目の絶頂を迎え、疲れきってそのままうつ伏せで倒れた。

「はぁ…はぁ…まだ…続けるんですか…?」

「いや。これくらいにしとくよ」

息を乱し、少し汗ばんだルミが色っぽ過ぎて、また襲いたくなる気持ちをカカシは抑えた。

「もっと欲しいなら、全然ヤってあげるよ?」

「はぁ…ぁん…もう…だめです…」

カカシに首にキスをされ、一瞬ヒヤリとする。

もうこれ以上は、身体がもたない。

少しでも触れられれば崩れてしまいそうだった。

「お疲れ様」

裸でベッドに倒れるルミに上着をかけてやりながら、カカシがニコリと微笑んだ。

やっと“いつも”のカカシに戻ってくれた…

ルミの中に安心感が溢れ、顔が綻んだ。
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