Unbearable memory
□真夜中の恐怖心
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「なんだか、荒れそうですね」
「そうっすね」
「クフフ、恭弥が無事だといいんですけど」
「平気ですよ。あいつなら、もうとっくに着いてますよ」
それならいいのですが、少し心配です
今日は、2人ですね
1人は僕じゃ面倒みきれませんから
「弥生、きなさい」
「…………」
「お説教するから呼んだんじゃありませんよ」
嫌がる弥生を抱え、お風呂場。風の音は、苦手ですからね
「いーやー」
髪留めをほどくと、追いやった
「暗闇で、お風呂はいれるなら別ですが。1人で、ですよ」
「やだ」
「クフフ、素直でよろしい」