Unbearable memory
□『出逢い(編)』は最悪に
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彼が嫌いだった、大嫌いでした
風紀委員長で、みんなから好かれていて
同い年なのに同い年にみえないほど
「だから、いつまで……」
「俺ね、許せないんだよ。骸ちゃん」
「昨日のこと、ですか
だからってあなたは子供ですか!」
「ていうかどうせ今日もいかないんじゃん
学校、休むなら大丈夫じゃない?」
あんまりじゃないですか
そんな理不尽な理由ありますか
「あなたがその気ならこっちにも考えがあります」
「え?」
「夏夜くん、助けてください」
「え、ちょ……やめて」
「どうしたんです? 夏夜くんですよ?」