短編集
□テスト
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カリカリ、雑音が聞こえる。
数字が頭に入らない。
残り３０分、問題の半分も解けてない。
既に、俺の尿意は限界になりつつある。
このままトイレにいってしまおうか。
いったら戻って来れないし、埋まらないままになる。
（……どうしよう、我慢できない）
考えるだけで、漏れそうになる。
「先生……あの」
「どうした？」
「トイレにいきたい、です」
「早くいってこい」
ざわざわと教室はざわめいた。先生が慌てて沈めて、俺は教室を飛び出す。
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ｶｽﾀﾏｲｽﾞ
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