TMNT
□恋愛診断
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―ドタドタドタ―
筋トレをしていた俺の耳にけたたましい足音が届いた。
こんなうるさい足音立てる亀の忍者なんてひとりしかいねぇ。
「ラフィー!ねぇねぇちょっとこれみてよ!!」
「あ…?」
足音の主はやっぱりミケランジェロの野郎だ。
手には雑誌が握られている。
正直筋トレくらいしかやることのなくて暇だったところだ。
"仕方ないから"見てやろう。
「ヒーロー恋愛診断!これによるとオイラは"面倒見がいい反面時には一緒にふざけて遊んでくれる近所のお兄さん・お姉さんタイプ"と相性がいいんだって!」
「へぇ。近所っつったらレザーヘッドぐれぇか?」
「あ、そっかぁ!後で遊びにいこ〜♪」
そう言ってマイキーはスキップでもするように部屋を出て行った。
雑誌を置いて。
…つまり俺にやれってことか?
つか"ヒーロー恋愛診断"とか言ってる割に全然ヒーロー関係ねぇだろこれ!
「…えっと、スタートがここで?」
まぁ誰もやらねぇなんて言ってないけどな。
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