最遊記
□Want a LOVE
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小さい頃から『存在が禁忌』だと言われてた。
…だから存在したくなる。
『愛される資格なんてない』と言われた。
…だから愛されたくてたまらない。
それはあの人に縋ってたのか、それとも反抗心か、いや、きっとあれは本能だ。
人間だろうが妖怪だろうがこういう頭のいい動物っていうのは『ダメだ』と言われると余計煽られてやりたくなってしまう。
それは混血児でも同じこと。
言われ続けたからこそ、そこに強い意思が存在する。
いわば、天の邪鬼なのだ。
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