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□約束
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「おはよう優希。」
「あぁ。」
そっけないけど、これが普通の日常なのです。
「今日は、私部活だけどどうする？」
「終わったら連絡くれ。」
「はぁい」
と登校中はこんな感じ。
クラスも同じで席なんて隣同士。
よく羨ましがられます。
「じゃ、この問題を…」
４限目 数学
どうもこの教師は数学嫌いな人間が
お気に入りのようで、
やたら数学嫌いばかり指名してくる。
「はぁ、当たらなくて良かった。」
「でも答え間違ってんぜ」
「はい？」
本気で解けたと感動したのに
間違っているだと！？
「どこ？」
「ここ」
確かに・・・。
「とかいう優希は解けたの？」
「俺を誰だと思ってるんだ？」
確かに。成績優秀。運動もできる。
もう文句の付け所がありません。
「はぁ。そうですよねー」
今回は当てられることなく
数学は終わった。
「昼、行くぞ」
「あ、待って」