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□キミが居るから
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「おじゃまします。」
「お前、玄関から入んの久々じゃね?」
「うん。久々だよ。」


普段、俺の部屋への出入りは
窓からが多いため、
渚が玄関から入るのは久々だった。



キミが居るから





「で、どうした?」
「翔太は私のことどう思う?」
「…は?」


唐突に私のことどう思うとか聞かれても、お前に恋してますなんて絶対言えない。


「なんだよ、突然…」
「私、友達少ないでしょ?減らしたくない。翔太とは一緒に居たい。」


驚きだった。友達少ないの気にしていないと思っていたが気にしていたとは。何より最後の一言が、俺に勇気をくれた。
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