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□雨の日Tea Time
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ーーザーッ…
梅雨の季節の音が響く。
そんな中元気に鳴く蛙たち。
そして…
雨の日Tea Time
「なんで、こう…毎日降るかなー」
そんな中、教室で渚がぼやく。
「仕方ないでしょー。梅雨なんだから」
そのぼやきに返事を返すのは
友人の朋香。
「こうもジメジメしてたらやる気もでないよー」
「お前がやる気出したトコ見たことねぇんだけど?」
会話に口を挟んできたのは
渚の友人である大雅。
「な、なによー、私だってやればできるのよっ」
「とか言っちゃって、出来ないパターンだったりなw」
「失礼しちゃうわねっ。大雅のバカ、アホー」
「はいはい。俺は何でもできちゃうから〜」
「もう知らないっ!」
なんとも幼い会話ではあるが、
渚にとっては
幸せな時間だった。
大雅は勉強こそ成績は微妙でも
運動のほうは、すごく出来る。
そのため女子にモテた。
そんな渚も
大雅に想いを寄せていた。