SUPERなえるぷの貶し愛

□ハゲ散らかった想ヒ出-10-
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その時、ウニョクは
ソファーの下を見ていた。


買い物袋が置いてある…
手を伸ばして引っ張り出す。
袋の中を覗くと何か薬の様な
ものが入っていた。




EH「なんだこれ?
ウマレカワールcure?
ねぇヒョン、これ何?」


「ん?……あ」


その光景を目にした瞬間
僕は血の気が一気に引いた。


「な、何でもないよ!!」


勢いよく袋を奪い取る。
急いで隠そうとした時だ、
僕の後ろに回っていた
ドンヘにその袋を
奪い返されてしまったのだ。



DH「コレ、育毛剤だよね?
ヒョンの?ww」


「へ?い、育毛剤?
なにそれ?僕んじゃないし!!」


僕は苦し紛れに知らないふりを
したが、ドンヘが衝撃の一言。





DH「だって父さんがこれと
同じのを持ってるから。」



EH「マジで!?それって
この間のプールでまさかの
発覚があったから!?」


「だ、だから…
何のことかな?」



あくまでしらを切通す僕。
汗が額をツーっと垂れる。
正直思った………







『逃げらんねぇ……』




DH「悩んでるんだねヒョン…」




ドンヘが心配してくれている…
嬉しくなった僕は
顔を上げてドンヘを見た。



「ドンヘありが……」


お礼をいいかけた僕は
固まった。




『くくっくくくっ…!』



『笑い堪えてやがる!!
コイツ…いや正確には
コイツら!堪えてやがるよ!!』



口をぎゅっと結んで
顔を真っ赤にする2人。
僕は何だか怒る気にも
なれず、ただ黙って
その場を立ち去った。













-部屋の外-



「はぁー…」



深い溜め息が
口から溢れる。


「あの二人が笑っちゃう
のも解るよ…
だってアイドルがこんなん
だもんなぁ〜。
それで育毛剤を発見したら
僕だってきっと笑っちゃうよ」






♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜



突然携帯が鳴った。
着信を見ると
イトゥクからだった。



「ヒョンどうしたんですか?」


LT『あ、もしもし?
どう、楽しく呑んでる?
ごめんな一緒に呑めなくて。
ウニョクとドンヘは
そこに居るんだろう?』


「あ…うん。」


LT『そか、あんま呑み過ぎ
ないようにな!また!!』




通話が切れると
僕の口からはまた
溜め息が溢れた。

僕は携帯をポケットに
閉まって部屋に戻ろうとした。
するといきなりドアが
開いてウニョクとドンヘが
出てきた。
二人ともなんだか
落ち込んだ表情を
している。



「どうした二人とも?」


EH「あの…さっきは笑って
ごめんなさい。」


DH「俺たちヒョンに協力
するからさ。いや、協力
させて下さい!!」


「二人とも…」


EH「きっと良い方法が
見つかるから!!
もちろんSJ皆で解決方法を
探しだして!!
ヒョンの髪の毛を護ろう!!」


「そうだよ!!
ヒョンの髪の毛は僕らの
髪の毛!!だよね?」←←




『そこまで言ってくれる
なんて……』



なんて感動的な光景だろう…
二人が力強い眼差しで
僕を見詰めている。
時々頭をチラ見するが
そんなことは関係ない!!←

何だか悩んでいたのが
馬鹿みたいに思えてきた。
いるじゃないか!
こうして一緒に護ろうと
してくれる仲間が!!!!


僕ら三人は笑顔で
笑い合った。
改めて仲間の良さを
深く思いしったイェソン
なのでした。








次回
『イェソンの髪の毛を
何があっても護るぞ作戦!!』
始動!!その作戦とは一体!?

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