SUPERなえるぷの貶し愛

□ハゲ散らかった想ヒ出-1-
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※この物語りはまったくの
フィクションなので
ただただ楽しんで読んで
頂ければ嬉しいです。







僕はスーパーアイドルだ。



13人グループで人気を得、
僕たちはあっという間に
アジア全域のトップにまで
登り詰めた。

デビューから約数年
僕はある日の朝、天国から
地獄に突き落とされるような
大変な事態に陥ってしまった。


そう、大人気のアイドルに
あるまじき事態に…














-ある朝、イェソンの部屋-



『ピピピピッピピピピッ…』


僕は、目覚まし時計の音で
目が覚めた。
カーテンの隙間から射す光が
眩しく僕を照らす。


「あぁ〜朝から気持ちが
良いなぁ」


僕はベッドから降りて
おもいっきり背伸びをした。

部屋を出る前にふとベッドの
方に目をやると、枕の上に
何だか黒くてモジャモジャした
物がたくさん散らばっている
のが見えた。

気になって近寄ってみると
それが何なのか、すぐに
分かった。




「なっ…何だよコレ?
か…髪の毛?」



一瞬背中がゾッとして
怖い考えも浮かんだが
これは違うとすぐに確信した。



「これは…」


そう、それは紛れもない
自分自身の髪の毛だった。


一瞬考えた。
もしも頭が大変な事に
なっていたらどうしようかと…



恐る恐る頭に手をやる。
胸騒ぎが絶えない。
だが、やるしかないんだ!!



「僕はのSUPER JUNIORの
イェソンだー!!」



そんな強がりを叫んで僕は
髪の毛をおもいっきり
(いや、ホントに抜けたら
恐いから少々手加減をして)
掴んだ!!





…特に何も感じない。


「何も感じないよ!!」


嬉しさのあまりそう叫ぶと
僕は手のひらを見た。



「…………」



…ん?
コレは何だ?
シャープ芯だろ?
そうだろ?
いや、でもぐんにゃぐにゃに
ひんねり曲がったシャープ芯
なんかこの世に存在する
はずがない!!!!


少量の鼻息で吹き飛んで
行くソレは、床にヒラヒラと
儚く舞散った。



「でも、痛みもなかったのに…」
そりゃそうだ。
だってはじめから抜けてる
んだもん。
抜けた時の痛みなんて
あるはずないんだ。



「何で気付かなかったんだ!
アホか?アホのイェソンか
僕は!!いや、アホはむしろ
ドンへだけど!!←」




こんなノリ突っ込みしてる
場合じゃない!!!!

僕は力無く床に座りこんだ。
思考回路がまったく働かない。



「えっ…な、なに?
…これって世間一般的
に言うアレだよな…?
……抜け毛?……僕、
ハゲんの?」







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