それは、君だった

□第三章
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《ジョンデの過去*数ヶ月前》




夜、ジョンデが寝ていると、微かに声がしたので、目を開けた。

声は隣から聞こえた。

再び眠りにつこうと、目を閉じたが、また声がした。

今度は少し大きかった。

そのせいで完全に目を覚ましたジョンデは、壁に耳をつけた。


「あっ…う…ん……そこ、ダメ! イ、イクっ……!」


女のような声だった。

きっと、隣のルハンが女をこっそり連れてきて、ヤッているのだろうと思い、ジョンデは手で耳を塞ぎ、眠りについた。
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