それは、君だった

□第二章
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「みんな揃ったところで、カンパーイ!」


ベクヒョンの声で、グラスのぶつかる音が響いた。

一部が酒を呑み、ほとんどが未成年のため、ジュースを飲んだりした。

セフンがチャンヨルに駆け寄って来た。


「僕はセフンです。高校三年生です。よろしくね」

「よろしくね」


セフンはチャンヨルの耳元に顔を寄せ、呟いた。


「今日…夜に、チャンヨルの部屋来てもいいかな…?」


不覚にも、ドキッと心臓が跳ねた。

チャンヨルは言葉がでなくなり、頷いた。

セフンはニヤリと微笑むと、そこから離れた。
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