それは、君だった
□第二章
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ギョンスの後に続き、チャンヨルも部屋を出ると、皆、リビングに揃っていた。
チャンヨルを手招きするのは、ベクヒョンだ。
ベクヒョンの隣に座ると、そのすぐ隣に俳優のような顔立ちをした男が座った。
きっと、彼こそがジュンミョンなのだろう。
ベクヒョンが言った。
「彼はジュンミョンだよ。ほら、さっき言った」
「ああ…ジュンミョンさん。よろしくお願いします。チャンヨルです」
ジュンミョンの事を気難しい人だと思っていたが、思ったより柔らかい人らしい。
ジュンミョンは笑い、「よろしく」とチャンヨルに手を差し出した。