わたしとキセキとミラクルデイズ
□キセキとお泊り会@
1ページ/3ページ
「疲れたー………」
いつも通り部活に勤しみ、最終下校の時間ギリギリに校門をくぐる私達。
まだレギュラー入りしたばかりの黄瀬は慣れていないらしく、大きな溜息を吐いた。
「なんだ黄瀬、お前あんなんでヘバってんのか?だっせー」
「仕方ないじゃないっスか!俺だけ外周追加っスよ!?酷いっス!」
「涼太、スタミナがないようだね。今度からメニュー2倍」
「赤司っちの鬼ー!」
まあ、きゃんきゃん言ってる所からまだ元気は有り余ってそうだ。
それよりも、問題は黒子くん。
『大丈夫?』
「はい………なんとか」
そう言う彼は青峰に引きずられながらの下校。
なんでも、スタミナがないだのと赤司くんに言われ、黄瀬と仲良く外周追加されたのだとか。
『お腹すいたねー………マジバ行こーよー』
「バニラショイクを所望します………」
「お、いいな。俺バーガーな!」
「俺もー!」
「下校時の寄り道はいけないのだよ」
「ミドチンお堅いしー」
「あまり気は乗らないが……テツヤがその様子だからね」
『じゃあ、行きましょーか!』
いまだに渋い顔をしている緑間くんを無理矢理連れ、私達はマジバへと向かった。