Parallel Lines

□プロローグ
1ページ/1ページ




『貴方は、永遠の愛を誓いますか?』





「夢」



いつの日か、憧れていた「夢」を、



今私は「夢」で見ている







懐かしい



とても、懐かしい




見覚えのある場所で、見覚えのある年を取った男性が、私と隣にいる貴方に言う




聞き覚えのある歓声が、聞き覚えのある冷やかしが、背中にぶつけられる




やんわりと柔らかい笑みを浮かべる男性が投げかけた「問い」



その「問い」に、私は恥ずかしくて目を伏せた



そうしたら、隣にいる貴方が私の手をそっと、優しく握ってくれた





「答え」はもう分かりきっていることだけれど








「  」






あの時貴方は、なんて言ったんだっけ









もう、思い出せない
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ