La prima neve dell'anno

□大空-第一章-
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◆始まり◆


俺達が未来から帰ってきてしばらくたった。

それからは今までと変わらない退屈な--平和な--日々が戻ってきた。
別に退屈と言ってもリボーンの教育の仕方は今まで通りスパルタだし、
俺の周りでいつ爆発が起きてもおかしくないような日々は続いている。


「おはようございます!十代目!」

「お、おはよう」


だから今日も待ち伏せしてるんじゃないかってぐらい丁度いいタイミングで--というか待ち伏せしてるだろう--獄寺が登校中の俺に話しかけてくる。

リボーンもいなくて気は抜けないがダメツナの演技をしてくていい時に獄寺は現れる。
おまけに聞いてもいないのに獄寺はUMAの話をし始める。

だからきっとこういう日はとことんついていないんだと思う。
俺の勘--超直感--がそう言ってる。

それを肯定するように、十字路で山本と出会う。


「よぉ!ツナに獄寺。」
「おはよう」
「チッ」


別に山本と出会うことは不幸ではないんだけど、ここで獄寺と言い合うからめんどくさい。
必死にUMAの事を俺に話す獄寺になんだ、なんだと話しかける山本。
だから喧嘩になる。
大した事ない事なのに喧嘩になる。

それはきっとほぼ獄寺のせいで、未来へ行って大分仲が落ち着いたと思ったのにやっぱりあまり変わったようには見えない時がある。

その2人の間でおどおどしている自分を演じるのももう慣れた。
このあときっと、雲雀さんに3人でいる所を見られてぼこぼこにされるだろう。




でも今日は少しだけ違った。
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