企画

□となり
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授業がおわりあたしが向かう先はサッカー部。
本来なら帰宅部のあたしがなぜやざわざサッカー部に立ち寄るのかというと。

「お。おせーぞ、ろま」

「ごめんね。円堂、掃除が長引いたの。」

「そっか。ならしゃーねーな」

にかっとあたしに満面の笑みをむけてくる円堂。
その笑顔を見ていると疲れなんてどこか行っちゃうよ。


実は今日はその円堂と一緒に帰る約束をしていたので来たのです。

「まあ、折角だし練習みていけよ。」

「まあ、たまには悪くない、か。」

円堂の部活で頑張っている姿が間近で見られるいい機会だし。



あたしに気づきたマネージャーはベンチにいれてくれ座って見ることにした。

「あれ。ろまじゃん。」

後ろから名前を呼ばれて振り返る
と、みなれたクラスメイトの姿があった。

「お。風丸だー。」

「お前がいるなんて珍しいな。ていうか初めてか。」

なんて話している間に次々とあつまるサッカー部員たち。

豪炎寺「あれなんでろまが?」

半田「ろまがきてくれると気合はいるな。」

染岡「おいおい。円堂に怒られるぜ?」


そんな会話が聞こえてくる。
そういえば円堂の姿が見当たらないな。と思ったときだった。
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